オバマもプーチンも習近平も、安倍晋三には、なんら手柄をあげないでしょう。/新井信介 「京の風」

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オバマもプーチンも習近平も、安倍晋三には、なんら手柄をあげないでしょう。

  全部、失敗の安倍政権。  特に、TPPの件は、大恥です。

 しかし、今、日本の国会議員たちは、TPPの受け入れで、その見返り(補償)に設定された利権の維持が最優先で、 日本未来を、まるで考えていません。

 政府が、好きなことをやるのだから、それによって、損失を被る俺たちに、「誠意をしめせ」。

 これが、日本の政治なのです。

 そして、一たび、金をやると表明したら、とことんその金にこだわり続ける。

 今、安倍は、大慌てで、中国との関係改善に向かおうとしています。これは、経済界からの要請です。

 しかし、これまでの安倍政権の4年間を見て、そのやり口はとても信用できないと、習近平も李克強も考えているでしょう。戦争屋の仕掛けにまんまと嵌り、自分で、自分にとって都合のいい事態を勝手に妄想し、その妄想を信じる仲間に金ばらまいて、メデイアをコントロールして、中国敵視政策をすすめてきた。

 この姿勢を、改めることができるのか?

 その試金石は、「生前退位」に対する、「政府の扱い」にみてとれる、と感じているでしょう。

 安倍本人には、日本会議の歴史観が妄想であり、彼らの日本文化理解が如何に浅薄であるか、それを、急速に学んでほしいものですが、その可能性は、限りなくゼロに近い。

 ただ、これが、アメリカからの声だと言われれば、すぐに、「ハハー」となるのも、また、安倍晋三だ。過去に自分が何を言ったのか、なんて、全く関係なく、その場その場で、自分のご主人様に、言われれば、それに従うのみ。そして、新しい、「理解」、すなわち、「上意」を、自分にまとわりつくものに、従わせるのみ。

 この点、安倍自身が自分の盟友だと勝手に考えていたロシアのプーチンは、より明確なメッセージを、安倍がトランプに会う前に出した。11月16日、これまで、対日経済交渉の担当窓口でもあった、ウリュカエフ経済発展相を解任した。この人物の日本側のカウンターパートが、今井尚哉秘書官だったのでしょう。

私の耳に、外務省でもなく、今井秘書官でもない人物が、安倍から呼び出された、との情報がありました。

安倍にとって、オバカ外務省が全滅し、最後の砦だった今井氏のルートも効力がなくなり、こうなると、日ロの領土交渉は鈴木宗男氏にすがるしかなくなりますが、この人物は来年3月までは議員にはなれない。

 自分で設定した12月15日がどんどん迫っています。さらに、来年1月20日に、トランプが就任です。

 この間、NYのトランプ詣でで、オバマの顔をつぶしているので、まったく、協力は得られない。

 自分が、何をしているのか、まるで見えていないのが、安倍お坊ちゃまの官邸です。

 

 プーチン、習近平、オバマにとって、さらに、メリケルやG20の、日本以外の各国首脳にとって、最大の問題が、ISISを育てた戦争屋であり、こことつながる政権や人間を、全部、改心させるか、取り除いていこうというのが、現在の人類社会の基本の趨勢です。

 FRBにこびりついた悪魔退治。特にこの悪魔は、ドルの信認性の維持に、イスラエルと日本を使いましたから、この両国に対する「矯正」と「糾弾」が、今です。イスラエルには、今、火事が起きていますね。この国は、もう、その存在価値がなくなるのでしょう。

 1897年の第一回の世界シオニスト会議を出発に、1948年5月14日に、古代イスラエルを復活させたユダヤ人国家として誕生したのが、今のイスラエルですが、 ここには、信仰上の崇高さもあれば、国際政治でのあくどさ、惨たらしさが同居していました。

 一方、日本国ですが、この国(統治体や文化主体)の出発はいつなのか、ここと、古代イスラエルとは、関係がないのか?

 今の安倍政権も産業界も官僚も、フクシマの被曝をきちんと見ようとしないので、なにをやっても、「勝手なご都合主義」の「妄想の世界」での遊戯になります。 安倍本人が、もう、これまでのやり方では駄目だと、目を覚すことができたとしても、はて、今の、国家体制大好きの一般国民が、すべてを変える決意があるでしょうか? 

 プーチンは、アメリカに戦争屋が主導権を持っているときは、日本を引き付けるという意味で、安倍の思惑に対し、「いい感触」を経済発展相に囁かせていたかもしれません。

時間が進めば進むほど、被曝被害が深刻になり、オリンピックどころではないとの声が、大きくなります。 

 安倍はすでに、詰んでいます。 が、それでも、総理を続けます。

 選挙で、自民を勝たせることになったほど、野党がだらしないからでした。

 だらしないというのは、「直ちに影響はない、という時期が終わった」と、真剣に言い出せなかったことです。

 

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