『項羽と劉邦』『三國志」』『大唐双龍伝』『水滸伝』。中国の歴史大河ドラマに、何を学ぶ?/新井信介 「京の風」

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『項羽と劉邦』『三國志」』『大唐双龍伝』『水滸伝』。中国の歴史大河ドラマに、何を学ぶ?

 AIIB発足、人民元SDRで国際化、ユーラシア・ハイウェー。

 これからは、巨大人口の中華圏の人と、共通の視座で、 未来を語らなければなりません。

 キリスト教文明よりも、はるかに、古いのです。 対抗するまえに、まず、相手を知りましょう。

 

 すでに、紀元前2世紀に、「二十四節気」と「太陰太陽暦」を生み出し、それを使い出した民族なのです。

 (発明した「落下コウ(人名)」は、元はヘブライ人でしょう。そして、親友だった、史記を書いた司馬遷も)

 5500年前に興きたシュメールが、4000年前に滅んだ時、一部の人間が中国大陸に入って、夏を建てた。

 このとき、ウル生まれのシュメール人アブラハムの子孫から、ヘブライ人が始まり、エジプトを再建した後、

 ヘブライ人は、 3000年前に、自分たちの国家を持った。

 4000年前に、中国大陸に入ったシュメール人の蒼頡は、楔形文字を基礎に、漢字を発明した。これで一つの情報伝達が、距離と時間を越えて、拡散する術を得た。 大量の穀物の生産や分配をめぐって、人間社会での個々人の間での「複雑な情報交流」が始まる。もちろん、嘘も書かれ、間違いも文字で、残されるようになる。巨大権力が生まれ、そこでは、文字は、個々人の「私」を明確にし、物品の取引が活発化し、通貨が生まれた。そこに、西から、どんどん、ヘブライ人が入って、諸子百家となった。

その中で、地上の絶対者として、皇帝が生まれる。その存在と、自分がどう向き合うか、ここからさらに多くの自覚、知恵、覚悟が生まれる。、

 私が、中国のテレビドラマを見て、日本人が創るTVドラマでは絶対に見られない、内容的にも、とても敵わない、と感じるのは、

 強い、自律・自立した自分を創りだすための、教訓が、多くのセリフの中に、込められ、輝いているからです。

 「これを小学生時代から、観ているのか」、と、 末恐ろしさを、感じる場面が、何回もあります。 これを見ている人間が、数億人もいるのだから強いわと。

 それに比して、アホ番組ばかりの日本。 世界史の視座にたって、今を生きる自分を高めようとしない、日本人。特に、権力との向かい方、命がけの、選択、決意を、まともに、教えない日本。

 下卑た 犬か、 ロボット人間しかいなくなるわけだ、 と感じてしまう。

 もちろん、こんなのではいけない。  

  無いものを、他人に求めていては、何も、変わらない。 自分で、やるしかないか。

 日本列島には、6000年前からのヒスイの文化=磐座神道が有る。これはシュメール以前。そして、中国の「龍」の起源と言われる紅山文化にも影響を与えている。完全に、無文字で、生命直感での理性世界。そのときの感覚を、伝えているのが、カタカムナ(・・個々の文字は後付だが、文書に描かれている世界は、真実に近いと私は考えています)

 

 ps: 参考までに、以前、本欄で紹介した『大唐双龍伝』の記事を上げておきます。 

 http://www.k2o.co.jp/blog2/2013/08/dvd-4.php

 『水滸伝』にも、考えさせられるものが多くあります。 別の機会に。 

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