天下は人で成り立っている。では、人とは何か?/新井信介 「京の風」

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天下は人で成り立っている。では、人とは何か?

  人 (生命体、心)。 人間 (関係性の構成員)。  人類(自然生態系の中での特殊生き物)。

 何が、もっとも、大切?

 何のために、これまでの地上での「歩み」があった?

 今、生きているのは、先人が築いた礎があるからだけど、

 その礎は、どうやってできたのか? 

 

 忘れてはならないこと。

 その礎の下に、どれだけの悲劇があったか? 

  無念の思いがあったか?

  真実を封じられてきたものがいたか?

 彼らの声は、 アカシックレコードにある。

   その現場の響きは、 大地 や 人間の血や骨にも、 記憶されている。

 

 いつも考える事。

  自分が今、ここに存在するのは、遺伝子的に、闘争がつづいてきた人間社会で、

  とにかく、勝者になったり、勝者側についたり、逃げ延びたり、場合によっては、裏切ったり、

  屈辱の中で、虐げられながらも、なんとか、生き抜いてきた結果であるということ。

 

 そして、 どうも、この人類には、 20万年前に、新人(クロマニオン)が作られた後も、

 何がしかの、別の遺伝子を入れられた、 特殊な人間が、 いたのではないか、ということ。

 

 この実態について、 あまりに悲しいので、ここでは、書かない。

 地上でのドラマには、大量虐殺もあれば、宗教的な「火炙り」もあれば、燔祭もあった。

 詐欺・略奪・拷問もあれば、 なかには、 人肉食 もあった。 

 そうした、悲劇が起きないように、人間は、集団知 を高めてきたはずだ。

  国家とは、何か? そこで、統治するとは、何か?

  マネーがない社会とは、未開なのか? 

  アニミズム、シャーマニズムでは、国家(統治体)は、出来ないのか?

 

  快適な、文明社会が作れないのか?

 

 ポイントは、 天下は人で成り立ち、 そこでの人が、どんな情報をもち、なにを理想としているのか?

 そのビジョンと、実現への、プラン、スケジュールを もっているか、ということ。

  若いころ、長沙の図書館で、読書詰めだった毛沢東の言葉。

  「どんな思想をもたせるか? それで、全てが決まる」

  

 その前に、今の現実理解について、 何を、教えるか?

 

 毛沢東の前に、魯迅がいた。 それまでの封建社会の枠組みを天の仕組みとして、

 それを、壊せる、変えられる、と全く考えず、日々流されて暮らすだけになった小作人 を嘆いた。

 

 毛沢東は、 「農作物は、それを耕作したものが、最初に、食べる権利がある」 として、

  地主の穀倉を、みずからすすんでぶち壊して、米を取り出し、「お前が食べていいんだ」と与えた。  

 

 テレビ(メディア)とマネーだけで、動いている、ロボット人間。

 

 想像も、創造もない。 誰かの意見をマネ、 誰かの成果物を、カネで買ったり、盗んだり。  

 

 高級デパートで、 すきな商品を選ぶことが出来る 自分を 喜ぶ人間 の頭に、何があるのか?

 

  生きることとは、良いシステム(レール)に、乗ること。 

 こう考えている人間は、 世界中を探して、次にのるべき、システム(レール)を探すだけでしょう。

 

 ハッキリ断言できること。

  これからの世界は、 もう、レールがなくなる。

  どんなレールも、すぐに、寸断する。 

  自分で、仲間と、創り出していくしか無い、ということ。

 

 地球上で起きたドラマや、発明発見の過程から、経験知を、どんどん、学ぶ。

 それは、すべて、 自分で、新世界を、創りだすため。

 問題なのは、暴力装置を持つ、国家権力との関係。

 日本列島にある、暴力装置は、 この4年半、一体何をしてきたか、

  それを、学ばない人間とは、 話す気にもならない。

 彼らは、まさに、思想的には、12才のこども。 でなければ、悪魔の心を持つ、狡猾な詐欺師。

 それが、高級官僚でも、高額所得者でも、大会社の経営陣でも、大学教授でも、医学博士でも。

 どちらも、真人間じゃない。

 

 ・・・・ やっぱり、私は、変人だね。  

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