安倍政権5年間のツケ払いがこれから始まる。もう、戦時体制でワヤクチャはなくなった。/新井信介 「京の風」

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安倍政権5年間のツケ払いがこれから始まる。もう、戦時体制でワヤクチャはなくなった。

 今日の安倍チンの所信表明演説。

まったく、覇気がない。これは、9月24日の衆議院解散表明のときと、同じ内容。

しかも、高等教育については、抜けていました。

28日の解散総選挙で、小池・前原の「希望の党」と組んで、公明党は外して、一気に、憲法改正から、北朝鮮での「戦闘」に、自衛隊を派遣しようとしていた、ジャパンハンドラーの思惑が、完全に崩れてしまった。

当然、影の指揮官だった、JR東海の葛西さんは姿をくらましました。

「緑の狸」の小池さんは、都知事に専念といいますが、こちらには、罠も大波も控えています。議席を失った、東京都自民党の一派。さらに、本来の護憲派にもどった、公明党・創価学会。

そして、なにより、築地・豊洲問題は、ゼネコンが及び腰になってきた。 

 

  日本の北朝鮮での、軍事関与拡大路線がこのトランプ東アジアツアーで終わった。この変化は、すべて、国連で、9月11日、全会一致の「制裁」が決まった後に、練られたものでしょう。

トランプが19日に「ロケットマン」と言い、翌日、陛下の高麗神社行幸、安倍の「さらなる圧力」という中で、10月22日の衆議院選挙までに、キッシンジャーと駐米中国大使の崔氏が策を練り上げ、トランプの娘で補佐官のイバンカに、日本と北朝鮮を、どう処理したらいいか、それをわからせるように、方向付けをしてきた成果でしょう。

 私は今回の半島での「軍事の火消し」の、あまりにも鮮やかな展開に、まるで古代中国で、秦の崩壊後の、項羽と劉邦による覇権争いと、おなじ次元の智謀が使われたように思えてなりません。劉邦に漢中に入らせた張良は、「鴻門の会」での危機を切り抜いた後、劉邦が大将軍に抜擢した韓信を使って、地政学的にいかに劉邦軍を優位に立たせるかを考えた。さらに、圧倒的に戦闘に強い項羽軍の、頭脳であった軍師の范増を、項羽本人から離反させる「離間の計」を仕掛けたのが、陳平でした。こうした古典に十分に学んだ知恵が、この両者の間で練られたのでしょう。

 

 東アジアで、米軍を戦闘に巻き込ませない。 安倍の背後にいる、戦争屋の思惑をつぶす。

 これが、アメリカの軍の意志であり、これは、中国の習近平政権とも一致です。

新華網は、安倍チンが訪米する前の、2月3日に、中国の崔天凱駐米大使が、1日に開いた、今年の春節(旧正月)を祝うイベント「楽しい春節―中国文化の夜」に、トランプ大統領の長女イバンカさんが娘のアラベラ・ローズちゃんと一緒に出席した、と伝えていました。

これに対し、日本の外務省はトランプが真珠湾にいる11月3日のイバンカ来日では、ガラガラの女性会議を用意したあと、なんと、大統領トランプの接待にピコ太郎を用意したのです。今年2月の安倍の訪米前に、アラベラちゃんが喜んでピコ太郎のマネをしていたことで、これがご機嫌取りに使えると考えたのです。チエが浅すぎますね。日本の外務省は、この9か月の間、外交的に何も手を打つことができず、結局、イバンカの活動に57億円のプレセントの形になり、そのあと、5日のトランプの横田基地入りを迎えたわけです。

 今回のトランプの東アジア・ツアーのあと、習近平が安倍チンをみるときに、きちんと顔を向けて、愛想がよくなったと指摘する人間はいますが、これは、安倍の思惑が完全につぶれたことに対する、余裕の姿勢です。

 トラちゃんはアメリカ経済のことだけを考えていた。しかも、米軍兵士の無駄死には、完全に政権を失うことになるので、これにはきわめて慎重なのです。ミサイル騒ぎと、それに対抗した日本海での軍艦の陳列は、日本に軍備を買わせるのには好都合でも、実際の戦闘では、米軍が空爆し、日本の自衛隊に命令だけして、在韓米軍は全く無傷のままというのはありえない。

 韓国は北との戦闘は望んでいない。それに対し、喜んで軍事出動させたがる日本の安倍チン。

 この構図が国際政治上でも浮き彫りなって、それが挫折。その象徴が、バンカーでのスッテンコロリン。

 今日17日、安倍チンの所信表明演説まで、日本の地上波TVの話題を占めたのは、大相撲の日馬富士の殴打事件。これは、モンゴル力士たちの八百長の臭いが漂うものです。貴乃花親方は、兄の若乃花との優勝決定戦で勝を譲った時以外、いつもガチで相撲を取っていました。今回の被害者は、その貴乃花が親代わりになっている貴ノ岩でした。 相撲の話題は、

 森友・加計事案を隠すには、好都合だったのでしょう。

安倍チンが13日にフィリピンから帰国してから、待ち受けていたのは、実は、放射能のことでした。

国連人権委員会で、福島原発事故被害者の人権状況について、懸念が表明されたのです。

http://m.greenpeace.org/japan/ja/high/news/press/2017/pr201711142/

これは、6年前から専門家から指摘されていたことですが、国連の委員会が言い出すとなると、国際政治マターになります。

今回の選挙でも、国連のほうから監視団派遣の申し出がありましたが、これを安倍政権は無視していましたから、国連には、安倍シンパはもういないでしょう。

 貧困と少子化が、国民の関心だと、安倍政権は理解したようですが、放射能は、人命、とくに生殖能力にそのものにかかわるのです。

日本国内では安倍チン応援団が相変わらずメディアをジャックしたままですが、日本の宗主国アメリカは、自国経済の存亡のために、人民元SDRをもった中国と組むことを決めたばかりです。

2020年の東京オリンピック開催は、安倍自身がアルゼンチンのプレゼンテーションで「アンダー�

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