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トランプは知っている。瀋陽軍区を押さえ込めば、北朝鮮の軍事勢力は自然解体する。

 習近平と会食しながら、目の前で、シリア攻撃を指揮したトランプ。

 その理由は、「アサドは、子供に化学兵器を使った」。

 「そういうことなら、(攻撃したことをを)理解する」と、習近平が言ったとか。

 実際はどうなのか? どうも アメリカお得意のクライシスアクトで、アクターが総動員。

 で、トマホークが59発。見事な精度で、シリアの空軍基地に命中。

 この場所は、ISIS退治にシリアやロシアの戦闘機が発進する基地のようで、アメリカには、ISISの中には、オバマ政権時代に密命を受けた正規の軍人もいて、彼らをこれ以上、殺させるわけにもいかない、と考えたのかも。

 シリア空爆の指令をだすとき、トランプは、アメリカを挑発し続ける北朝鮮の金正恩を、どうしたらいいか、尋ねていたかもしれない。

 習近平は、北朝鮮に対し、効果的な措置(指導)ができなかった。その上で、南シナ海に基地建設は進めていた。北朝鮮に何もできなかったのは、江沢民派の息が掛かる瀋陽軍区が独自に北朝鮮を支持し、邪魔をしていたからだった。

  

 瀋陽軍区が管轄する、中国東北部(旧満州)。ここには、2010年以後、イスラエル系企業が入り込み、将来のイスラエルからの移民に備えていた。そして、当然ながら、瀋陽軍区の実情をキャッチしている。彼らは、トランプの娘イバンカの夫に、どんどん情報入れる。

 ヒラリー時代のISIS支配を追い込むことは、世界の共通認識。

 次は、鬼っ子の北朝鮮。 ここは、ソ連が消滅してから後、東アジアの緊張製造器だった。

 ここには、北京も、アメリカも、日本も、ロシアも関わって、表向き、韓国と敵対してきた。

 北朝鮮を巡って、中国の瀋陽軍区と裏で仲良しだったのが、「満州」の亡霊たち。そこが、

 時には、アメリカのために、時には、日本の軍事力増強ために、北朝鮮を軍事モンスターに育て上げた。

 2013年からの新世代王族による、戦争屋退治の流れの中、北朝鮮の軍事姿勢「狂犬国家」も、もう、終わりにしよう、と。

 しかしながら、肝心の中国の北京政府が、これができないと、うだうだしている。

 じゃあ、北京政府内部の北朝鮮の後ろ盾「瀋陽軍区」を、一致して押さえ込めばいい。

 今回、このシナリオというより、レシピを示されたのかな?

 ロシアを敵に回しても、軍事力を使えるようにしたい。これが、フリンを政権から排除した意味か。

 

 今回の「偽旗」での、シリア攻撃で、トランプ政権は悪名がついてしまうが、こんなものは歴代アメリカ政権にとっては屁みたいなもの、それより肝心なのは、そうして始めた戦闘の結果がどうなるか、ということなのか。

 ブッシュのイラク攻撃は、その後が決定的にまずかったが、今回のシリア攻撃は、実際の狙いが、

北朝鮮問題に着手しない習近平への、政治的な要求だとしたら、どうだろう。

 習近平をビビらせた上で、完全な米中同盟への道筋確保と、北朝鮮の軍事解除。

 つまり、

「文革 → 中ソ対立 → ニクソン訪中」と同じ次元で、今回、北朝鮮の処理に入っている。

 しかも、実際の大規模戦闘をさせない。

 新しい経済・通貨体制のパートナーとなる、中国の北京政府を壊さない。

 さらに、

 緊迫化で、米ドルの裏付けとなる、原油価格は、今後も維持させる。

 (この部分だけなら、ロシアも賛成。)

 で、習近平にすれば、厄介者の瀋陽軍区を前にして、

  中国自体にも及ぶ戦争=国家崩壊 と  北朝鮮の内部変革から政変。

 このどっちがいいかと 

  帰国後、中南海に中央政治局常務委員をを集めて、説得するはずだ(もうしたかな)。

 そのとき、同時に、大量の地下資源を持つ、北朝鮮の大規模開発計画も話されるでしょう。

 ここで、注目するのは、序列3位の、全人代常務委員長の張徳江。

 この人は、北朝鮮との国境に近い、延辺大学の朝鮮語学部の出身。 

 中央政界では江沢民の引きで出世したが、薄煕来事件後の重慶を収拾し、以後、胡錦濤派になった。

 

 これから、中国が、激変するぞ。瀋陽軍区が消えていく。

 そして、北のお騒がせ装置がなくなると、

 日本列島に残っていた満州の「亡霊」も消えていくよ。 

 

 韓国の新政権もこの流れの中で、誕生するでしょう。で、デンデンも、ダンダン消えていく?

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プロフィール

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新井信介(あらいしんすけ)

長野県中野市で昭和32年(1957年)にリンゴ問屋の息子として生まれました。 日本の歴史に圧倒的影響を与え、しかも、世界でもっとも多くの人間の住む国、中国と 商売しないのはおかしい、と、東京外国語大学の中国語学科に進んだ後、 今度は、世の中の現実と構造を知りたい思い、商社に入り、北京駐在員として 自動車・電気機関車などの輸出、さらに、本社では経済協力案件を担当しました。

しかし、88年秋、プラザ合意に始まったバブル経済が過熱していく中、昭和天皇が倒れ、 「金儲けどころじゃない、日本がおかしくなる」と、世直しを決意して退社。 日本の政策転換とバブルの早期処理を訴えましたが、結果は、「失われた20年」になりました。 98年から、「世紀末の大転換」を確信し、著作と講演を進めてきました。


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