2010年5月/新井信介 「京の風」バックナンバー

2010年5月

明日は山形。それにしても、今の中国には、精神障害が1億人だって!?とんでもない事態に成っている。

1) 明日、山形で会いましょう。

2) 中国のことです。

   もう、共産党独裁体制の権力市場経済を止めないといけませんね。
   しかし、社会が、本当に、病んでいます。
   孔子もラストエンペラーも孫文も周恩来も、泣いているでしょう。

   今、中国の広東省仏山市のホンダの部品工場で、ストライキです。
   これなどは、想定内のことです。

   しかし、以下の記事は、 白髪三千畳的なところもありますが、
   今の中国は、日本の明治維新と、戦後改革を同時に進めましたから、
   その歪みが、いたるところに出ています。


   でも、こんなに精神障害が多いのでしょうか?
   社会制度の矛盾に、環境問題(汚染に電磁波、薬害)が重なります。

 以下、 引用・・・・・・・・・・・サーチナからです。
  
 雑誌「瞭望」は、記事「中国の精神障害者は1億人以上=重度の障害も1600万人を超える」
 を掲載した。

 以下はその抄訳。

 5月19日、雲南省で刃物を使って隣人を襲撃、1人を殺害し2人を負傷させる事件が起きた。
 23日、今度は広西チワン族自治区で、1人が死亡、2人が負傷する傷害事件が起きた。
 犯人は4年前にも母親と妻を殺し、娘を切りつける事件を起こしていた。
 26日、重慶市で12歳の娘とその友人を殺し、飛び降り自殺した事件が起きた。
 犯人はいずれも、精神障害者だという。

 短期間に連続した重大事件は中国の精神障害者の問題を浮き彫りにした。
 中国疾病予防管理センター精神衛生センターが昨年初頭に発表した統計によると、
 中国の精神障害者は1億人以上に達するという。重度の障害を持つ人も1600万人を
 超える。
 
 しかし精神障害に対する社会の認知度は低く、治療を受けている人はまだ少ないのが
 現状だ。 精神障害に対する環境整備を急ぐべきと専門家は指摘する。病院、専門医
 の拡充。 さらには関連法規の整備が必要となる。一部自治体では独自に差別禁止、
 プライバシー保護などの課題への対応を進めている。

*+*+ レコードチャイナ 2010/05/30[19:51:16] +*+*
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42529

 まだ、未開拓の市場があるといっても、社会がこれでは。

明日は、どういう社会を目指したらいいか、そのための制度設計についても、
話したいと思います。

6月13日(日)に京都でジャパネスク研究会。

 京都の遊子庵で、6月13日(日)に、ジャパネスク研究会です。

 あと、2週間後になります。 参議員選挙前です。 


テーマは: 
        ~ 波立つ時事の表層下で、覇権消滅の大激流 ~
     世界経済を破綻させず、 日本を変革する、王族会議の智慧

 http://web.mac.com/mitakue/iWeb/Site/Welcome.html

 ps: 厚生省の村木局長(女性)の無罪がほぼ確定しました。
   この事件は、日本の司法が、検察が作成した調書にウソがあると、
   その信頼性を否定した判決となりました。
   一体、誰の指示だったのか?

   この4月以降、国家権力の中核部分である「検察」について、
   その方針と存在の意義が、明確に変わり出してます。
   自民党時代の国家権力の暗部が、これから出てきます。
   アメリカのオバマ政権もそれに協力するでしょう。

   闇が暴かれる ブルームーン だ。

振り出しに戻させた、力は何か?

 今夕、鳩山総理大臣は、社民党の福島少子化担当相を罷免しました。

 鳩山政権での普天間基地の移転先が、2006年の自民党案の辺野古に戻る
 結果になることに社民党の福島党首が反発して合意案に署名せず、
 これに対し、政権として結論を出しました。

 昨年9月の発足直後、「東アジアを、平和と繁栄の海にする」といってスタート
 した政権でしたが、最後は、韓国の哨戒艦の沈没で、その方針も沈没したので
 しょうか。

 東アジアに危機があったほうが、都合がいい。だから、危機をわざと作る。
 こうした考え方を脱出しようとして、理想を掲げたのはよかったのですが、
 いかんせん、その実現のプロセスがあまりに稚拙で、現実の利害関係者の実際
 を全く知らないでいる間に、そうした人間たちが誘導する論理の罠にはまり、
 そして、結果的に、大失態と成りました。

 分かれ目は、鳩山氏が、「海兵隊は抑止力だ」と認めたときでした。
 これは、本来ありえません。 
 日本の島嶼を守るのは、日本ですから、それを、アメリカ海兵隊でなく、
 自衛隊が他国が占領した日本の領土を奪回する機能をもつべきなのです。
 それで、済む話でした。

 そもそも、安全保障に全く素人の北沢氏を防衛大臣にしたことが問題だった
 のでは。 一体、誰の人選だったのでしょう。

 以下は、安全保障に詳しいとされる長島政務官の反省の弁です。
 産経新聞からです。

 ・・・引用開始・・・
長島昭久防衛政務官は28日、都内で開かれた日米安保条約改定署名50周年を
記念するシンポジウム「安保50周年と日米関係」(フジサンケイグループなど協力)
で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設をめぐる鳩山政権の
対米交渉について、
「率直に認めて、混乱した8カ月間だった。米国からすればどんな政権が出てくるか
 よく分からず非常に不安を持っていたが、われわれはメッセージの出し方が稚拙だった」
 と述べた。
移設問題を担当する防衛省の政務三役が対応のまずさを認めた発言で、波紋を呼びそうだ。

(記事本文の続き)
アマコスト元駐日米大使も基調講演で、「東京もワシントンも混乱の責任を認めるべきだ」
と、日米双方に一定の責任があるとの見方を示した。鳩山政権については、
「『対等な日米関係』を明確に定義せずに、『同盟は不平等だ』と不満を述べた」と批判。
閣内不一致や移設先自治体との調整不足も指摘した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

> アメリカ側にも、理想にむけて協力しようとする人たちもいたことを暗示しています。

「三位一体」が成立する以前のキリスト教と、古代出雲の銅鐸

 古代の話題です。

 日本に、いつ、キリスト教が入ったのか、ということです。
 それも、イエズス会のザビエル以前に、その痕跡はないだろうかと。

 もしかしたら、天皇ができる前に、イエスのことを、
 話し伝える人間が、日本列島に来ていたのではないか? と。

 たとえば、薩摩藩は、なぜ、「丸に十字」を家紋にするのか?
 この薩摩の島津と、大友宗麟が戦争を始めたのは、ザビエルが帰ったあとでした。

 いや、そもそも、この「十字」が、キリストのシンボルに成ったのは、いつか?
 そこから、かんがえると、いろいろ見えてくるはず。

 聖徳太子は、なぜ、幼少時に、厩戸皇子 なんて、よばれたのか? も。


 十字架については、その答えは、はっきりしています。

 ローマ帝国皇帝で、初めてキリスト教の信者に成ったのが、
 コンスタンチヌス帝で、これが、313年。
 この皇帝が、ニケーアで宗教会議を開いて、「三位一体」を決めました。

 しかし、そのときには、イエスが死んでから300年近く経っています。
 この人物の生き様を、死後、救世主(ヘブライ語で、メシア。ギリシャ語でキリスト)
 と呼んだ人たちは、 それまで、何を、イエスのシンボルにしたのでしょう。

 イエスは、ユダヤ人でしたが、彼を救世主とする考えは、
 部族・民族・血統を超えて、広がりを見せます。

 しかし、それに、ローマは、弾圧を加えます。
 そのとき、信者たちは、その活動を、地下と、帝国外に求めます。

 2世紀から3世紀の前半です。

 この時代のイエスのシンボルは、 サカナでした。
 ギリシャ語で、 ΙΧΘΥΣ。

 ちょうど、この時期、日本では、銅鐸がどんどん巨大化し、
 さらに、多くの装飾がつけられるようになりました。

 そして、日本では、「国譲り」のあと、
 銅鐸が、いっせいに、消えます。

 代わりに、前方後円墳 と 銅鏡 が広まります。

 しかし、それ以前も以後も、継続してあったのが、

 勾玉でした。
 
 一方、「三位一体」が決定した後、「十字架」がイエスの神聖さのシンボルとなり、
 さらに、『新約聖書』が纏められ、ラテン語に翻訳されたあと、
 5世紀に入ってから、エルサレムに、「十字架」が、掲げられます。
 
 その「十字架」が、ペルシャに持ち出された時期があります。
 613年、ペルシャのホスロー2世です。
 それを取り戻したのは、ビザンチン皇帝ヘラクレイオスです。

 このときのアジアは、隋の煬帝と、 倭国の聖徳太子の時代です。

 この間、どんな物語があったのでしょう。   
 これらは、すべて、大化改新の前に、起きているのです。

5月31日(月)は、山形の豊烈神社です。

 こんにちは。

1) 今回の韓国哨戒艦「天安」の爆発沈没事故は、結果的に、
   国際政治上は、さながら、「911」と同じような 扱い になりました。

   原因、悪役をすべて、北朝鮮にしました。
   
  表面にでる外交上では、
  韓国では、北朝鮮を非難し、北朝鮮は、戦闘準備体制に入れ、といいますが、
  その北朝鮮を支える中国を、 韓国政府が、 大いに評価し、謝意を示します。

  何、これ?

  この事件のあと、鳩山政権が、普天間を辺野古にする方針が決まり、
  産経新聞の世論調査では、 支持率が回復です。
 
  この間、世界中で、株価がどんどん下がります。
  こっちは、ボロ隠しができなくなった状態ですが、
  その上で、 東アジアの、これまでのパワーバランスの変化は、さらに混乱を生む、 
  ということで、 今は、これで、そっとしておこうよ、 ということなのでしょう。

  ただ、ここでは、ひとつ、皆さんに考えてほしいこと。

  あれだけの爆発を起こしたのに、なんで、魚雷が回収されているの?
  しかも、錆だらけ。

  だいたい、あの哨戒艦は、イージス艦と同じく 大変、堅牢なつくりで、
  船底には、とんでもない厚さの、強化鋼板が使われています。

  それを破壊できる爆薬を造っているのは、どこの国か、ということです。
  あの貧乏な北朝鮮で、それができるの?
  
  子供だましもいい加減にせい、といいたいとこですが、
  国連まで全部、根回しして、なんとか、世界経済を必死でまわそうとしている人たちを、
  私は責める気持ちになれないので、 これ以上は、いいません。

  悪役を 押し付けられている、金正日さんには、裏で、どんな話が行っているのでしょう。
  ここでも、中国の役割が大切ですね。
  もうすぐ、温家宝さんが、日本に来日します。

2) 5月31日、 月曜日ですが、 山形にいきます。

 東京の皆神塾に、時々参加してくださる元金融マンに、尺八の名人がいます。
 郷里・山形の仲間に私を紹介したい、と、いろいろご配慮いただいたので、
 
 講演会となりました。

 場所は、 豊烈神社  社務所 です。 
    (山形市桜町7―47   電話 023-642-7108)

    この神社は山形藩の水野忠元らを祀りますが、ここには幕末維新の動乱のあと、
    新政府が反逆の首謀者を探す際、すべての責任を一人で引き受け刑死した
    水野元宣の像があります。
        

  内容は、二部構成です。
    
   第一部が、 17:30 ~ 19:00
    
      「鳩山政権の裏側と、ギリシャ危機が世界経済にもたらす激変」

   第二部が、 19:30 ~ 21:00  
      
     「日本に希望はあるか?  今、全世界が本物の日本に憧れている」


  連絡先は、 電話・ファックスにて、    023-624-0049 (安藤) まで。

  参加費は、 1000円と、破格になっています。

3)  ハッキリさせよう。 日本の正体。  

   鳩山政権 と 日本政府 と 日本国家 

   この違い、分かりますか?

  政府とは、 国家の上にある、統治機能です。

  その統治機能を、運営する権利をもつ人間の集まりが、 そのときの政権。

  その政権は、政府を、完全にコントロール できるのか?
  
  今、 抵抗している、役人は、自分は、政権には、左右されないと考えています。
  自分達の存在こそが、 政府そのものだ、とも考えているのでしょう。

  国家の実像を知らないと、 この国は、作り変えられない。

  アメリカが、 フリーメーソンたちが、造った国だと、 『ロスト・シンボル』 で
  明かしましたが、

  さて、日本は、誰が造った国か?
  明治維新と、戦後の復興時、 その国家は、 だれによって、造られたのか?

  「はっきりしていないものは、 変えることができない」
  
  仲間内で、パス回しをしていられる段階では、なくなっています。

やめろよ、ハエ・サッカー。ゴールがますます遠くなる。

 昨日の日韓戦は、W杯の壮行試合で、こころに、ほんの少し期待してTVを見たのですが、
 日本チームに、得点の雰囲気が全くありませんでした。

 私はサッカーの門外漢です。
 しかし、このチームとその指揮官に、今の日本国家の状況が重なり合います。

 サッカーは、自陣のゴールに点を入れさせず、 相手のゴールに、点を入れるゲームです。

 この間、90分間に、敵味方あわせた22人の活動の全てのプロセスは、この、
 相手には点を入れさせず、自分が点を入れるための、その経過 にすぎません。

 試合中に、どんな長い時間、自分たちのチームでボールを保持して、パス回しをしていようと、
 ボールをもった相手に、何人もうるさくまとわりついても、この経過時間は、本質的には、
  どうでもいい のです。

 きれいなパス回し や、 うるさくまとわり付くこと に、 何らかの評価点があって、
それが、実際のゴールと同じように、カウントされる なんてことは、絶対にありえません。

 パス回しをしている間に、相手に、じゅうぶんな守備陣形 と 体力回復の休息時間を与え、
 その反対に、相手がボールを持つと、急いでそれに何人もうるさく付きまとい、その相手の
 パス受け手に対しても全員守備を心がけてさせるうちに、自分達の体力をすり減らします。

 一番肝心な 点を取りにいく攻撃 に切り替わる初動が、おっとりスタートの人間ばかりになります。

>> 何が目的なのか、すっかり忘れています。

 相手が、ボールを持った時、うるさくまとわりつき、
 自分たちが、ボールをもったとき、バックパスをしてでも、きれいにパス回しをする。

 それで勝てるなら、まだいいのですが、全く点を取れない。

 細かく動いて体力消耗させ、仲間内をいつも気遣っているが、 一向に、成果が出ない。

 なんか、今の日本、そのものです。

成果をあげることよりも、
一生懸命さと 仲間意識の確認 こそが、最終目的と成っています。
誰かがシュートを決めてくれれば、それで勝つのですが、
その誰かが、それをする前に、チーム全体で、自ら可能性を絶っています。

 90分のうち、80分、相手がボールを持っていようと、
 90分のうち、80分、自陣営の中で、ゲームが進められようと、

サッカーは、ゴールネットを揺らした数が、自分達のほうが、相手より上回ればいい、
それだけです。

それが、一生懸命にチームに尽くさせて、消耗させて、何の成果もあげさせないサッカー
は、 全くバカそのものです。 やる意味がない。

相手がいるのです。 ゴールのチャンスは、そう なかなかきません。
それだけに、そのチャンスで、得点の可能性を高めるのが、本来の戦術です。

それには、 
そのチャンスを掴んだものは、なんら遠慮せず、一気呵成に攻め込むのみです。
その人間に、変な遠慮や躊躇、迷い、意欲減退 を持たせてはいけません。

チャンスを掴んだものが見つめるべきは、 ただただ、ゴールです。
自分がパスをする同じチームの仲間ではなく、 ゴールです。 得点です。

チャンスを掴んで、 ゴールに向かって爆発する力が状況を突破します。 
これは、強引に壁をぶち当り、ぶち壊す、強い風圧をもってこそ、脅威になります。

しかも、その爆発してうまれた風圧に、同じチームのものが瞬時に触発され、
同じく爆発の連鎖が起こり、先に動き出した仲間が、道をふさがれたりルーズボールに
なったとき、 それを拾って補う連携の動きが、相手を崩し、ゴールをこじ開けます。

今の日本チームがやっていることは、爆発する力を弱めさせ、
爆発しても、それを、すぐに、弱火にさせることばかり になっています。


>> これと同じことが今の日本経済。

目的は、国民の繁栄。 
今、日本は、これまでにないほど老齢人口が増え、社会負担が増えているのですが、
国民からの税収と、国債という、国家管理のカネのパス回し ばかりに、チカラが入り、

本来の自由な爆発力を 生かさない。 封じ込めている。

これは、個人や地域の自由な発想と行動のことです。

経済の爆発力は、資金が使われるときに現われますが、 今、日本の現状では、
 民間の企業の資金は、どんどんグローバル展開に使われて、広範な雇用を生み出さない。
 民間の個人の資金は、日本全体の預貯金の7割をもつ高齢者は、握ったまま離さない。

 高齢者が、一番気にしているのは、 将来の不安。
中には、90歳になっても、「老後が不安だ」という、お年よりもいる。

最大の理由は、 医療と治安、自分の困ったときに、助けてくれる人の存在がないこと。

繁栄とは、不安をなくし、多くの人と繋がりあって、毎日の暮らしで、自分を活かせる事です。
このとき、全ての行為に、 カネを介在させてしまったのが、日本ですが、 それが、
経済のグローバル化で、 完全に破綻しているのです。

それならば、 新たな つながりの形を、作り出せばいい。
それも、年寄り達の収入増を目指すのでなく、 毎日の暮らしの不安を取り除き、
自分を活かせる連携を、 その人個人の生活圏に、どんな形でも作ればいい。

 それも、なるべく、無理なく、自分らしい形で。

地球全体を視野に、 この日本列島に生きる、個々人の活動域を正確に知って、
初めて、新しい国つくりが始まります。 
 税収も、補助金も、単なる手段でしかない。 目的じゃない。

『現実の重さ』を知らない、世襲金持ちと組合幹部。

 ルーピーの鳩山首相。なんか、悲しいですね。 

問題は、この人本人が自分の人生で生きるためのお金には、全く困らなかったお気楽さ
もありますが、より重大なのは、彼の周りの参謀達の、「現実」に関する 理解のレベルです。

金持ちけんかせず。 国民の声をよく聞いて、とにかく、やるだけやってみる。
最後にどんな事態になっても、直接この人の個人の生活には響きません。
総理としての発言のその結果については、自分の責任は感じず、最後に浮き彫りに
成った事態や意見にすぐに従って、自分が最初からそうだったかのように言う。

大金持ちの世襲政治家は、国のカネを 自分個人が掠め取る「さもしさ」がないので、
この点では、正直な政治運営になりますが、知謀が全く欠如します。

昨年来の、この沖縄の普天間基地の移転では、どう考えても、この政権と、鳩山氏個人の
政治家としての資質と、その能力が 問われても、仕方がないでしょう。

 「最低でも、県外」といっていた人間が、
 「できれば、県外」に言質を変えました。

>> そもそも、民主党政権とは、何か?

民主党は、何の深い理念もなく、ただただ、自民党政治を止めさせたい人間が
集まってできた政党です。
これは、最初から、その結党の時点から、「反自民」以外の政策では、矛盾の塊です。

立ち上がりの資金は、鳩山氏個人が出しましたが、組織体としての主要構成人員は、
選挙でのポスター張りなどの実行部隊は、ほとんどが、企業や学校・団体の 組合系です。

この人たちは、戦後の日本経済の枠内で、企業や行政にあって、自分個人の待遇改善
だけを目的に集まってできた組織の人間です。

その戦後の、日本経済の枠組みがすでに終わっていること。
新しい枠組みが必要な事態であるのに、それに対して、冷静に見ることもせず、
相変わらず、同じ組織にあって自分の待遇改善を求める人間たちを、支持基盤にします。

「現実」の事態が どのようにしてできたのか、その始まりを、きちんと知らないために、
その対処ができません。
誰かが作り出した「枠組み」の中に、なんとか入り込んで安定した生活費を確保した後は、
すこしでも楽をして、それを仲間内として庇いあい、継続的に待遇改善を目指すのが組合であり、
その目的のために専従者となった幹部責任者たちが、今、民主党の幹部に多くいます。

一方で、日本人全体に人類史的スケールで国家次元を越えて新しい事態・現実が突きつけら
れる状況におかれていると、頭で知りながら、本人自身は、そうした事態になる前ですらも、
富を 生み出すなんて、何ら考えたことがない人たちでした。
とてもではないですが、新事態には、対応できないででしょう。 

 今回、韓国の哨戒艦の爆発沈没問題で、全てを北朝鮮が仕掛けた問題とすることで、
これで、なんとか、自分達の迷走に 幕引きができると、今の民主党政権関係者は、ひとまず
喜んでいるのでしょう。

 実態は、何も変わらないままですが、
「基地移転」とは、それほど困難なことなのだと、国民に刷り込んだつもり でいるでしょう。

今年に入っての東アジアの国際情勢の本質は、
イラン問題と、北朝鮮をなんとかリンクさせたいアメリカとイスラエルが、それに失敗し、
これを隠蔽するために、東アジアをこれまでの次元(戦後の枠組み)に 留めおいたことです。

 こうしたことが進展していたのも、鳩山とその周囲は、今になってやっと分かったことでしょう。


>> で、今後です。

 小沢・鳩山が 民主党の執行部を辞めた時、民主党が解体するかどうか?

みんな、日本創新党、などと、参議院選挙 後に、再編成があるのかどうか、まだ未知数。
組合系の人間は、国家の行方よりも、常に自分自身の待遇に執着する性格がありますから、
解散総選挙になったら、議席を失いかねないので、民主党は、簡単には 割れないでしょう。

また、身内の弱みを暴露しあうことだけは、民主党の若手でまともな人間たちも避けるでしょう。

では、私たちは、3年間、じっくり、構えたほうがいいのか?

ただ、大阪府のように、すでに、地方から、変化の芽があります。
(私の住む中野市は、まだ、熱しておりませんが)

何か を変えたいのなら、その変えるべき対象の、真の実際の姿を
はっきりさせないといけません。

 「はっきりさせないと、 何も変えられない。」

 これは、絶対の真理です。

民主党政権の誕生によって、日本の統治体制の変革が、始まったところですが、
この政権では、日本の防衛、外交問題の要である、米軍基地の構造を、
はっきりさせることができなかった、ということです。

>> つまり、本質的に、変える事ができない政権だ、ということです。

日本という国家の始まりを、ハッキリさせられない者には、
どうやったって、 それを、新しく、作り直せないでしょう。

あまりにも悲しい偶然。日向の国とエフライム。

 宮崎県で、口蹄疫が大発生。
 多くの牛豚の殺処分が決まりました。
 
 世界中で、その味が評判になっている、国産和牛の種牛が、
 ここ宮崎が元でした。

 なぜ、どんな経路で、口蹄疫が入り込んだのか?
 この検証も大切です。
 和牛の精液が、盗まれたのも、ここ宮崎でした。

 宮崎県は、いわずと知れた、天孫降臨 の地 とされます。

 記紀神話では、
 高天原にいる皇祖神アマテラス から、生身の人間である神武天皇の誕生、
 そして、東征に出発するまでの舞台が、 この宮崎=日向国 ということに成っていました。 

アマテラス~ アメノオシホミミ~ ニニギ~ ウガヤフキアエズ~ カムヤマトイワレヒコ(神武)。

ここにあげた、5人の中で、実際に存在したのは誰か?

維新後の明治政府は、記紀にある、神武は実在の人間で、奈良の樫原に紀元前660年に
実際に即位した、と断定し強弁し、伊勢神宮を頂点に、日本全国の神社を「官幣」しました。

さらに戦後、昭和天皇が「人間宣言」したあとも、明治神宮脇にある神社本庁では、その説を、
実証的な検証もしないまま、自らの権威付けに使っています。、

宮崎は、神々が住む天上界の高天原から、 アマテラスの孫の神であるニニギが、
人間が暮らす地上世界に、 天降った、場所なのです。

しかし、その前、その宮崎にある「天岩戸」に隠れたのが、 アマテラスさんで、
その岩戸をこじ開け投げ飛ばしたのが、手力男タチカラオで、
その投げ出された岩戸は、長野県北部に落下し、そのためにできや山が、戸隠山。

もう断言してもいいでしょう。

こうした、高天原から神武誕生までの物語は、 690年に伊勢神宮ができてから後、
不比等によって、十分に、検討されたうえで、創られたのです。

ここにあるのは、すべて実話ではなく、ある地域の出来事の記憶を元にした創作神話です。
日本列島を、一つにするために、政治的にできたものです。

しかし、そのなかに、日本列島の真実の歩みも、反映されています。

もちろん、宮崎に関係します。

今回、口蹄疫の被害が最も出たのは川南町ですが、そのすぐ北側に、都農町があります。
ここは、美しい滝があり、日向一宮とされる、都農神社があります。
この神社のご祭神は、 大己貴命(おおなむち)です。  

私は、縄文時代からの日本列島に、3000年前に稲作民が渡来したあと、
いかにして、王権が誕生したか、を自分自身が納得できるように丹念に追っていますが、
そのとき、どうも、最初に、国家建設の意志が、外部から入った場所が、 日本の九州で、
そのとき、最初に、その拠点になったのが、この日向ではないか、と、考えています。

その時期は、 アレキサンダー大王の死の前後で、まだ、中国には、
秦の始皇帝が誕生していない時でした。

殺戮や裏切りのない、自分達の国家を造ろうとする、意志は、 私は、紀元前1007年に
古代イスラエルを建国したヘブライ人が、もっとも強かったと思います。

その関係者が、そのとき、日本に来た。
特に、北イスラエル系の王族エフライムが、物つくりが得意なダン族を従えて、
海路、日本に来ています。 

 エフライムのトーテムは、牛。
 ダン族のトーテムは、蛇。

エフライムは、大隅半島に上陸後、この日向に拠点を作りました。
その跡に建てられた神社が、 都農神社です。

今回の口蹄疫被害は、このすぐ横から、始まっています。

いろいろ考えさせられて、とても、悲しくなっています。

円高はどこまで進む?世界展開でロイヤルティー収入を計る日本企業を探す。

 こんにちは。  思ったとおり、 激変ですね。

本日、日経平均は1万円を大きく割れて、9700円台に。
今後、さらに、資金の逃避先として、日本円が選ばれ、円高に。
金(ゴールド)など、商品は、逃避先には、なってはいません。
これで、日本の輸出企業が予定していた利益が、また、減ります。
これで、一時的に、株価は下がるでしょう。

今後、日本企業には、海外の同業種企業と連携し、そこに技術を与えながら、
ロイヤルティーを取る戦略を採るものが増えるでしょう。

 で、ここで、中国の人民元のことを考えます。

 6月までに、対ドルで、「切り上がる」のか?
政治的に、なんらかの手柄を得ないことには、オバマ政権は、アメリカの産業界から
さらに支持を失います。 
 そのとき、中間選挙で、共和党のみならず、「茶会党」に支持が流れますから、
5%はないにしても、1~3%のどこかで、何らかの決着があるでしょう。
 前回も、約2%でした。

 それよりも、この韓国の哨戒艦の爆発を、北朝鮮製の「魚雷」と、断定してしまったこと、
の意味が、大きいです。
 真犯人と名指しされた北朝鮮は、「捏造だ」と大反発し「正義の戦いを始める」とまで言い、
場合によっては、すぐにも、朝鮮半島で戦闘が起きるかのごとき、情勢となりながら、
為替では、全く「有事のドル高」が機能しなかったことが重要です。

 中国と日本の両国政府も、今回の「真相」は、全く別にあることを知っていながら、
それに対しては、表面上(政治的に)は、韓国が造ったその公式見解に追随している
となると、 アメリカ、韓国の二カ国は、 裏での譲歩が大きくなります。

「世界経済の成長センターの中国を壊すな」 が、日中から出れば、
人民元の切り上げ圧力も弱まります。 

 しかし、円は、今後も、消極的ながら、買われますね。
そして、今の90円前後の水準が崩れて、今年後半は、80円代前後 に、移るでしょう。

そのとき、日本企業は、全ての業種で、外国企業との連携を強める動きが出るはずです。

激動に先にあるのは、

  経済産業面での、 世界規模の 「日本化」です。
  こっちは、いいことです。

問題は、やはり、日本国内です。

 円高は、企業の雇用を、さらに減らします。

「コンクリートから人」へ の 「人」の 部分に、
 カネをばら撒くだけなのが、おかしい。

「人」をどうするか?
労組幹部だった大臣・政務官には、その知恵は出てこないでしょう。
企業から、いかに絞り取るかで、今の地位を築いたひとたちなのですから。

民主党の限界は、ここです。

近海・金塊・山形に「来んかい」と、今日は3点。

 おはようございます。

今日は、3点あります。

1) 近海 ・・・ 韓国哨戒艦の爆発沈没事故。

  昨日、韓国の李明博大統領は、最終調査報告の概要を関係国に事前説明し、
  「北朝鮮関与」の判断に立っていることを伝えました。

  しかも、
 「世界のどの国も否定できない明確な物証が提示される」 と、
 その判断に、間違いがないことを強調しました。

  これにより、 今後の国際関係は、その前提で、動いていくことになります。

  この最終調査報告を出すまでに、時間がかかったのは、
  この事件が、今後も、北東アジア政策に、極めて大きな影響がでるからです。

  これは、沖縄基地の問題 さらに、アメリカと中国の貿易不均衡の問題にも関係します。

  日韓アメリカ、それに、中国が、この線で、合意したのでしょう。
  
  3月末に、この事件が置き、それからの2ヶ月の間に、一体、何があったか?
  これを、冷静に考えると、いろいろ見えてきます。

  日本国内では、 沖縄の普天間基地の移転問題。
  海外では、上海万博の開催もありますが、一番の問題は、
  イランに対する、アメリカ攻撃の理由・切っ掛けが無くなったこと。
  これは、イスラエルのネオコン路線が封じ込められています。

  東アジアでは、日本の沖縄に 米軍が、そのままいてもらったほうがいい。
  これは、自民党案を作り上げた防衛関係者の考えであり、
  彼らがつくった辺野古の埋め立て方式に、今、政府方針が、固まりつつあります。
  
  それには、外部環境として、北の脅威があったほうが、日本国内世論をまとめやすい。

  しかし、私たちが冷静に考えるべきは、

  あの海域に、北の潜水艦が、入れるのかどうか?
  そもそも、そんな高性能な魚雷を、北が持っていたのかどうか?

  なにより、今のこの時期、 北にとって、 韓国の哨戒艦を沈没させることが、
  国益にかなうのかどうか? 北は、経済援助がほしく、関係を良くしたい筈です。

  と、いうことです。  私は、これらを、素直に考えたい。
  北は、 自分に不利になることを、なぜするのか?

  それよりも、他のものがした企みの失敗が、 北のせいにされている。
  そのほうが、全て、丸く収まる。  
  ・・・  こう考えるものが、この東アジアとアメリカに多くいるのではないか?

  今の東アジアの国際情勢の基本の流れは、

   戦後のアメリカ覇権(自民時代の防衛・外交利権) に 対する、 
   消滅派 と 延命派 の 対立の 図式で考えると、 よく分かります。

  そこに、イランが、 イスラエルの国家の不当性を、堂々と叫び、
  さらに、 アメリカの原爆使用の過去まで 糾弾します。
  こちらには、 アメリカ覇権を消滅させたい人間が加担します。

  この二ヶ月間に、 日本国内で、口蹄疫が発生です。
  去年は、この時期に、 鳥インフエルエンザ騒ぎがありました。

  これは、 覇権の交代をかけた、 戦場の現場なのです。


2) 金塊 ・・・ ギリシャ発の経済危機で、さらに、 金価格が上昇する? 

  GW明けに、ギリシャが財政破綻。これが、ユーロ参加国を、ボロボロにしていきます。
  ファンドマネージャーたちは、 各国の国債の中でも、安全なものへ逃避し、
  さらに、その資金は、原油や穀物などの、商品に向かっていき、その中でも、
  誰でも実際に持てる、実物での投資対象となるのが、  ゴールド(金)です。

  5月19日、現在の価格は、
  円だと1g 4000円、 ドルで、1オンス、1200ドルを それぞれ切ったところです。

 ここまで、金価格が釣りあがってきたのは、通信機器端末に使われる金の実際の需要増
 に加え、大陸の中国人が自分の資産保全のために積極的に金製品を買出したこと、
 そして、最大の産金国である南アフリカでの生産量が激減していく、品薄感 があります。

  しかし、こうした現状理解の中、 もし、 この機会に、これまで、マーケット上で、
  無視されていた(カウントされていなかった) 実物の金(ゴールド)が、 
  国際的にその存在が認知された上で、大量に出回ったら、 金の価格は、どうなるのか?

  もちろん、金価格は、大暴落になります。
  その危険性を指摘する人間が、います。

>>   『狙われた日華の金塊』(小学館)      著者は、元外交官の原田武夫氏。

  実際に、存在する隠された金塊が、国際経済を維持するために、 帳簿上に登場する。
  そのとき、これまでの供給不足が、 一気に、解消します。
  とてもではないですが、 1オンス2000ドルなんて夢。
  戦後のブレトンウッズ会議では、 35ドルから、スタートしたのです。
   
  金(ゴールド)と、通貨は、人間の経済活動で、切り離せないものでした。 
  19世紀にできた世界経済の枠組みは、各国の中央銀行制度を基本としますが、
  その中央銀行が発行する通貨発行の価値の基になっているのは、もともとは、
  その多くが、日本から流出した金(ゴールド)です。

  18世紀後半に、日本(徳川幕府)と清国(世界) とでは、金銀の為替では、
  日本では、金が圧倒的に安いという事実から発生した、大量の金塊です。
  
  これが、世界各国に中央銀行を成立させるために、密かに分けて届けられ、
  さらに、米ドルを世界機軸通貨にするブレトンウッズ会議の前の1934~1941年には、 
  スイスから、アメリカのフォートノックスに、1.5万トンが集められていました。

  一方、この前の戦争中は、日本軍がインドネシアやマレーシアから強引に金塊を持ち出した後、
  フィリピンに集積した段階でマッカーサー率いる米軍と壮絶な戦争になり、そのまま、その金塊
  を山中に隠くし、その密命を受けた日本兵は戦後は、金の番人ゴールドウォリアーになりました。
  
  一体、金は、どれだけの量があるのか?
  その真実の量 よりも、 1971年のニクソンショック後の国際経済では、
  各国が認める 帳簿上に記載される量を基にして、 金の価格が決まってきたのです。
 
  今年のサッカーW杯は、産金国の南アフリカ。
  今は金価格の沸騰によって、大変景気がいいのですが、 暴落したら、大変です。
  
  いや、南アフリカで、順調に、W杯を開催するために、 あえて、これまで、
  金価格が上がってきたとしたら、 ・・・。
 
  用心に越したことはありません。
  もし、このブログを見ている皆さんで、すでに金(ゴールド)に投資している方は、きっと、
  含みで大きな利益が出ているはずですから、W杯前に売り抜けるのが賢明かもしれません。

  昨日のニューヨーク市場の動きを、どう読むか、そこからです。
 http://www.kitco.com/charts/livegoldnewyork.html

3)  山形 で、 勉強会です。

  山形弁で、 「こっちに来ない」 と誘う時、 「きんかい」 とはいわないでしょうね。きっと。
  これは、ごろ遊び。
 
  5月31日(月) に、  山形でおこないます。

  こっちは、おって連絡します。

政府に土地を買わせるのではなく、自分で活用を考える。志と構想力が試される。

 こんにちは。

(土地の持つ意味の変化)

今日のお話は、日本経済にとっての「土地」の持つ意味が、これから激変すること です。

今後、日本にどんな政権ができようとも、土地を 高額で、買ってくれることはなくなります。
こう観念して、近隣の地権者たちを誘って、志のある人間とともに、今、この日本に必要な、
公共性のある事業を、 自分が主体者になって、推進する意志を明確にすること。

 これが、求められています。
  
 簡単に、言えば、今後は、PFI が主流に なっていきます。
 
(土地の資産価値の下落)
ギリシャ発の連鎖株安 で、これから、先進国の土地の資産価値の崩壊が始まります。
最後の砦となっている、中国でも、人民元での土地の資産価値も、今後、見込まれる
人民元の「切り上げ」を切っ掛けに、インチキ膨らましシステムが、 が崩壊します。

 その結果、早ければ、この夏、遅くも来年中には、中国経済はとんでもない調整に入り、
いずれ、中国が保有する米国債の売却を引き起こし、アメリカ経済を崩壊させていきます。

 こうした事態が、完全に視野に入っているとき、 私に事情通からコンタクトがありました。

 いわく、
 「塩漬けになっている土地があったら、なるべく広い土地を、まとめておいたほうがいい」
 「もはや、国が高額で買い取ることはないが、公共性のある事業をする場合には、
  応援する仕組みが できるから」 と。

 それは、単純にいえば、 PFI の積極活用です。

 で、その背景の事情をさぐると、 
 どうも、戦後の国つくりの発展パターンを 完全に変えること が決まったようです。

 (戦後の発展パターンの終わり)
 戦後は、国家(これは政府ではなく、その「奥の院」)が基幹産業を育て、さらに国家を
 富ませることを目的に輸出を奨励し、そのために新製品の開発、販売のために、
 金融面での特別な信用枠を、一部上場企業のトップ個人に、密かに持たせてきました。

 上場企業の経営者トップ個人にその信用枠があったので、松下など、大手企業に対し、
 日本の各銀行は安心して融資したので、計画通りに工場用地を取得し、順調な設備投資
 ができました。 
 土地を買い、工場を建て、生産設備を導入し、人材を、雇う。 そして、製品を造り輸出する。
 
 その上場企業が生産した製品が、万が一、売れなくて、銀行側が貸し込んだ融資金の
 回収が不可能な事態となっても、その経営者個人の名義の信用枠の資金で欠損処理し、
 穴埋めができました。

 これが、戦後の日本経済、なかでも、物つくりの安全装置であり、金融面から見た、
 経済発展の秘密でした。  

 しかし、それが、秘密に行われたがゆえに、多くのブローカーの暗躍が始まりました。
 また、平成時代に成ってからは、一部上場企業のトップはどこも、サラリーマン上がりで、
 経営に対しては、きわめて慎重に成ったために、 こうした「話」は、消えていきました。

 一方、戦後の日本は、 国家事業と称して、ダム建設、道路整備、港湾整備、空港整備、
 新幹線、などなど、多くの公共事業が、 進められました。

 今、見直しです。

(どの方向に見直すのか?)

 一番の問題。
 農地開放によって、新たに土地の所有権を得た地権者たちが、自分が手にした土地の
 上で、政府が何かの事業をするなら、なんとか 高く売りつけようと、みんなが必死になって
 いったことです。

 そのときの公共事業は、地権者にとっては、次第に、その事業内容の是非よりも、
 ただ単に、大金を手にする道具、一攫千金を手にするチャンスとなっていきました。

 特に、地方の農村では、その傾向が強まりました。
 農業自体が、苦労が多く、儲からない。 保証金も少ない。
 しかし、農地を持っていれば、いつかは、政府によって、高く買ってもらえる。

 これは、都市部の地権者も同じです。  再開発で、駅ができれば、地代が上がる。

 そのときが、チャンスだ。

 こうやって、昭和の後半から平成になっても、 「お上」が、何か事業をするのなら、
 何とかして、なんでもいいから、自分の選挙区に引っ張ってきて、自分の(あるいは、知人の)
 土地を、政府(国、県、市町村)に 高く買わせる。

 こう考える人間が、「大物」といわれるようになっていきました。
 しかし、彼らこそ、日本の国土と、日本人の精神を汚し、国家財政を悪化させたのです。
 その主流が、そのやり方を選挙民に教えて、自分自身も儲けていた 自民党の政治家と
 その支援者たちでした。
 特に、田中角栄は、まさに、その代表格でした。

 しかし、今、  日本政府は、 
 >>  40兆円の税収で、 100兆円の国家予算 
 
 を立てなければ成らない状態に 追い込まれています。
 そのとき、 「コンクリートから人へ」 は、 理念として、正解です。

 今回、ギリシャの財政破綻は、共通通貨ユーロを 破壊・消滅に導きかねません。
 ギリシャの人口は日本10分の一ですが、5人に一人が公務員という、とんでもない国でした。

 一方、戦後の日本は、公務員を優遇するために、財投や、特別会計の仕組みを造りました。
 そのとき、多くの<公共事業>が、政治家と官僚によって、次々と作り出されていきました。
 そして、多くのハコモノが地方に造られ、それ同時に、天下りのポストが用意されました。
 
 しかし、これらは国家は永遠に破綻しないという信仰に立った、国家予算の無制限な
 肥大システムであり、この誤りに気づいた国民が、昨年夏に民主党政権を誕生させ、今、
 遅まきながらその解体作業に入り出したところです。

(問題は、発展戦略です。)

 国内で、なにかをするとき、一番の大きな問題は、その事業用地の確保でした。

 しかし、土地の地権者にすれば重要なのは、事業の収益性や事業内容でなく、
 銀行が設定した 担保価値に基づいて、価格がつりあがてくれることでした。

 一方、政府のほうは、土地価格が上がっても、 一旦国家事業として決めた以上は、
 どんなことがあっても遂行すると、官僚達が意気込んで、国家予算を取ってきたのです。

 これをいいことに、地権者たちは、わざと、その事業に反対し、本音では、どんどん、
 自分の土地の価格を吊り上げることに、執着して来ました。

 しかし、今、サブプラのリーマンショック後、これが、完全にできなくなります。 
 無意味に成ります。 
 今後、試されるのは、権利として与えられている、その土地で、どんな事業をしたいのか?
 そこに、公共性はあるのか?  という、社会的な正当性と、ニーズです。

 今、国家中枢(政府ではない)は、これまでのやり方を完全に変える大方針を出したようです。

 日本全国には、まともに使われていない土地がたくさんありますが、 それらに対し、

 未来に責任をもつ志のあるビジョンに裏打ちされた具体的事業が示され、
 そこにまとまった形で提供されるのなら、
 償還期間の長い国家の資金を用意してもいいのではないか、というものです。

 それは、あくまでも、民間が主導する、公共性のあるプロジェクト となります。
 その時、 必要なのは、
 ① 事業構想
 ② 土地地権者全員の合意
 ③ 地元自治体首長(知事、市長、など)の 賛同。

 私達には、今、 自分の住む町 や ふるさと を、今後、どうするか、
 を、みんなで考えてビジョンを出し、主体的に事業化する意志をかためたとき、
 それを、実現する道が開け出している、ということです。

6月G20前に人民元が5%切り上がったら。三菱東京UFJと、訪日中国人観光客は喜ぶが、中国経済のインチキ成長システムが破綻・激変する。

中国関連で2件。

① 日本の大手銀行 が、 人民元建ての債券を発行しました。

[上海 17日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)
 の 三菱東京UFJ銀行は17日、外国銀行として初めてとなる債券を20日に発行することを明らか
 にした。 規模は10億元(1億4650万ドル)となる。

 三菱東京UFJ銀行の中国法人は、中国政府から12月に人民元建て債券の発行認可を取得した
 と 明らかにした。

② アメリカは、中国に対し、 人民元の切り上げ圧力を強めています。

[ワシントン 19日 ロイター]   米下院歳入委員会のレビン委員長(民主党、ミシガン州)は
19日、中国が6月の20カ国・地域(G20)首脳会合までに人民元切り上げに向けた措置を開始
しない場合、米国は行動を起こす、との考えを示した。

レビン委員長はナショナル・プレス・クラブで、オバマ政権が6月に開催される国際会合の場を
利用して中国に人民元切り上げを求める多国間の圧力をかけることを期待するとした上で、
「結果が得られなければ、米国は行動を起こすと確信している。政府も動くし、議会も動くだろう」
と語った。

 同委員長は、人民元は「明らかに過小評価されている」とし、中国政府は人民元を 「対米で
経済的に優位に立つための主要な手段」として用いている、との認識を示した。

一方で、多国間の圧力により中国に人民元大幅切り上げ実施を迫ることができるか見極める期限
として、 少なくとも20カ国・地域(G20)首脳会合がカナダで開催される6月末まで、
オバマ大統領とガイトナー財務長官に猶予を与えるとの考えを示した。

 同委員長は「G20会合終了までに中国は人民元切り上げ開始に向けた決断を下すだろう。
でなければ、われわれは一段の措置を講じる」と述べた。

ソースは
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS86350082010041

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以上を、どう考えるか?

 アメリカの圧力で、 この6月にも、人民元が5%以上の切り上げがあると、それだけで、
 対ドルで、人民元の債権は、瞬時に、5%以上の利益が出ます。

 人民元に対する「切り上げ圧力」が、前回の切り上げ以来、ここ3年間、ずっとありましたから、
 世界のファンドが、ドルや円、ユーロを、どんどん、中国に、流し込んできました。

 その中で、今回の三菱東京UF銀行の 人民元建て債権は、日本や海外の市場から、
 資金を集めるものですが、 その資金は、インチキで膨らましたものではなく

  >> まともな資金です。

 案外、海外に流出した、本来の中国の外貨資産を、この人民元債権に変える様に、
 中国政府から、 裏側で 極秘指令が出ているのかもしれません。

 三菱東京UFJ は、集めた 人民元建て資金を 何に使うのでしょうか?

 一方、今回、アメリカの圧力で、 本当に、この6月のG20までに人民元が切りあがると、
中国の輸出企業は、さらに打撃をうけるでしょう。 そして、工場労働者の解雇になります。
今でも、対ユーロで、輸出は、どんどん、取引が減っています。

ただ、これまでの、中国国内での 「資産膨らまし」と、「公金横流し」システムで、
大金(人民元)を得た人間にとって、 手にしている人民元の価値が、上がりますから、
外国製品がより買いやすくなり、 海外旅行に行こうという人間も増えるでしょう。

日本と中国の外国為替においっては、 
日中双方の人間の 観光旅行 でのカード決済と、 株式市場での決済 は、
どんなことがあろうとも、順調に行うことを、最優先にされますから、  

私たち、普通の日本人の目の前には、 思い切ってお金をバンバン使ってくれる中国人が、
増えることになります。

でも、人民元の切り上げで、輸出が減り、 さらに、 
中国に流入する 海外からの事業資金や投機資金が減ると、

>>> 中国国内の、 「資産膨らまし」システムが、 崩壊します。

つまり、 

 「行きは よいよい、 帰りは ・・・」  の  「帰り」の 始まり です。

 今回の切り上げの後も、毎年、継続的に、人民元を 5%近く 切り上げる道筋が見えれば、 
今後も、海外からの資金流入で、今の中国国内の資産膨らましは、なんとか、継続できますが、
そんなことは、可能でしょうか?

 それには、中国企業が、 心根を入れ替えて、 行儀よくなる しかありません。

 たとえば、1985年のプラザ合意以後に、日本企業は、急激な円高に襲われましたが、
絶えまなく、新技術、新製品の開発を繰り返し、さらに、企業統治も高めたのです。
しかし、中国企業は、今、それ以上のことを、しなければなりません。

 それが、本当に、可能でしょうか?

「技術のパクリ」 と 「資金流用」 という、ずるかしこい知恵 は、 
中国の教養人や事業者のそのDNAのなかに、2000年に渡って見事に蓄積していて、
21世紀の、このIT技術を駆使するグローバル時代に合わせてさらに発達し、
企業活動に携わる全ての人間に浸透しているのが、実態です。

独自の技術開発と、厳しい企業管理、 そして、外国企業との約束を 厳密に守る、
まっとうな国に 変換できるのかどうか。

 今、中国人自身(政府、企業、個人)が、

 自分自身の生存と、世界経済の維持ために、さらに、大きな試練を迎えています。

日本の国土を芸術化し、若者に雇用を生む秘策。

 15日(土)の皆神塾 で、

  イスラエルの動き。 ユダヤ人のこと。
  東アジアの共同体 
  中国の行方も話しますが、

 銀行や郵貯に眠っている、高齢者の預貯金を、 どうしたら、
 未来に向けた事業資金に、回せるか、 

 その秘策を話します。

 国土を芸術作品のようにするとき、 初めて、この国は、
 蘇ります。

 芸術作品は、誰かが強制して創るものではありません。
 
 個々人の魂の叫びであり、生きている喜びの表現です。
 これを、生み出すには、どうしたらいいかです。
 
 15日(土)  午後2時。 本郷です。

国民に、放射能や環境汚染(土壌・空気・水)の測定器を至急持たせろ。

福井県敦賀にある高速増殖炉「「もんじゅ」が、再開して1週間になりますが、
今、トラブル連鎖 の状態です。
 ...長期停止の〈ツケ〉 であり、 すでに、警報75件が発生し、すべて発表し混が始まっています。

以下、読売ニュースからです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 運転操作のミスなどトラブルが相次ぐ日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」
(福井県敦賀市で、本社ヘリから) 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井
県敦賀市)が、ナトリウム漏れ事故以来、14年5か月ぶりに運転を再開して13日で1週間となる。
原子炉内の放射性物質検出器の誤警報や核分裂反応をコントロールする制御棒の操作ミス、
地元自治体へのトラブルの通報遅れなど、再開直後から問題が相次いでいる。
長期の運転停止の〈ツケ〉がハード、ソフト両面で出ている。

■運転体制
 運転再開後の6日から7日にかけて放射性物質検出器の誤警報が6回続いたのを始め、
 原子力機構はトラブル処理に追われている。   10日夜の制御棒の操作ミスでは、機構の
 運転員に対する訓練不足など運転体制の問題が浮き彫りになった。

 機構によると、もんじゅには運転員が計40人おり、中央制御室で1班8人の5班体制で、24
 時間監視している。このうち、ナトリウム漏れ事故以前に運転経験があるのは8人だけ。
 操作ミスをした運転員は、電力会社からの出向で、軽水炉原発の運転経験しかなかった。
 制御棒の操作で、ボタンの長押しが必要なことを知らずに「故障かもしれない」と思って作業
 を中断したという。

 機構は14年余の停止中、中央制御室を再現したシミュレーターで、様々な訓練を繰り返してきた
 が、制御棒のボタンを長押しする操作は訓練に反映せず、手順書にもなかった。 川端文部科学
 相は11日の閣議後の記者会見で、「訓練していたはずの根幹の部分。どうしてできないのか」と
 苦言を呈した。

 福井大国際原子力工学研究所の望月弘保教授は 「停止期間が長かっただけに、世代を超え
 た技術継承がうまくいかなかった面はあるだろう。動かしていく中で経験を蓄積していくしかない」
 という。

■情報公開
 9日から10日にかけ、安全上問題のない個所での警報が75件も鳴り、機構はすべてを発表し
 たが、混乱を招いた。このため、公表基準を見直し、重要度に応じた発表方法を検討している。
 原発では、事故やトラブル後の情報公開のあり方で、過去に同様の問題が起きている。
 2002年、東京電力の福島原発などで自主点検記録の改ざん問題が発覚した直後、同社は
 「信頼回復のため」 として、軽微なトラブルも含めてすべての不適合事例を1日3~4回、地元
 自治体やマスコミに連絡した。
 しかし、自治体などから「危険事例とそうではない事例が一緒に公表されても判断できない」と指
 摘され、03年11月、重要度を四つのランクに分けた公表基準を作成した。 福島原発のある福島
 県原子力安全対策課は「公表基準ができてからは問題は出ていない」という。

 石川迪夫(みちお)・元日本原子力技術協会理事長は「問題の軽重を判断して示さないと不要な
 混乱を招く。安全や運転に影響しない部分は原子力機構が常識を持って判断すべきだ」と話して
 いる。 (2010年5月13日 読売新聞)

< 私のコメント > 

 とにかく、今すぐ、原発など放射能関連施設から、半径100KM以内の居住エリアには、
 今、この瞬間に放射能がどれだけ出ているか、リアルタイムで、だれでも測定できる体勢にする。
 そして、自主的に避難できる、鉛のシュルターを、各地に設置する。
 これくらいを最低でも用意して置かないと、 安全の担保には なりません。

 特に、今まで、事故があった地域では、政府が調査したその報告は過去のもので、それが、
 本当に正しいのか、誰も検証してなく、 それ以上に、 その場所は、今、どうなっているのか、
 そして、これから、どうなるのか、その事実情報が、必要です。

 それを、現地の住民が、いつでも自分で、調査・認識できる体制にするのが、本当です。
 それをさせないというのは、 なにかある、 と疑って当然です。

 それにしても、この「もんじゅ」の再開 は、一体、誰が決めたのでしょう? 
 政府の決定? それなら鳩山政権?
 国家の事業というなら、事故後の再開については、すくなくとも、国会審査があるべきなのに、
 これほど重大な案件を、原子力発電の関係者だけで勝手に再開する権限を持っているので
 しょうか?
 それとも、日本には、国会とは別の、行政執行にOKを出す 審査機関があるのでしょうか?

 国会で、法律を決めれば、それに従わないのは、 全て、犯罪です。
 国会議員は、もっと、基本を考えないと。

 財団法人や独立行政法人についても、 いきなり、個別の「事業仕分け」をする前に、 
 大方針としてすべてを一端、解散、消滅させ、どんな事業が必要かを、国会の審議会で
 決めてから望めば、 もっとやりやすかったはず。

 住民自治の一番の基本は、生きている環境に対し、自分が責任を持つことからです。
 放射能以外に、 水、空気、土壌を、いつでも、誰でも、簡単に調べられるようにする。
 そのための、キットを販売する。 学校や町内会の活動にする。

 その上で、何を使ったら、どう環境改善するか、 同じ条件下で、 どんどん実験させる。
 
 公開実験、公開コンペティションを、行政が進めることです。

 これに、反発する人間がいたとしたら、 どこかに、やましいことがある人間でしょう。

 日本の土壌汚染の真実を知ったら、これまた、大騒ぎになるでしょうけど、
 これは、避けては通れないものです。
 それが断行できてこそ、よその国にも、環境対策を外交手段として、強気で迫れます。
 とにかく、日本を美しい環境にしたいのなら、これをするしかない。

5月15日(土)に東京皆神塾。 広河さん主催のシュロモサンド講演会は、6月11日。

 こんにちは。

その1)  本ブログをごらんになっているかたから、 
  6月のシュロモ・サンド氏の講演会に参加したい旨、私のところに連絡がありました。
 
  本欄で同氏のことを何回か指摘したので、私が親密なのか、と勘違いされたようです。
  私は紹介したまでです。 
  
  主催は、広河隆一さんですので、そちらにお願いします。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
  広河隆一事務所    Email:hiropress@daysjapan.net

< 書籍「ユダヤ人の起源-歴史はどのように創作されたのか」 について >
 日時:2010年6月11日(金)18:30開場/19:00~21:00(予定)
 会場:明治大学 駿河台校舎リバティータワー1F  
 内容:シュロモー・サンド氏講演(テルアビブ大学歴史学教授)
      DVD「DIGNITY(ディグニティ)」一部上映  

  資料代:800円   ※予約制  

  お問い合わせ:  広河隆一事務所  
  Email:hiropress@daysjapan.net

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その2)  今週末の5月15日(土)は、  東京の本郷で、皆神塾です。
 
 今の民主党政権の裏側 や、沖縄基地問題の最深部についても、触れましょう。
 
 日本で今、一番、悲劇なのは、
 「政治主導」を掲げ、いきなり、個別の仕分け作業に入ってしまったために、

 全省庁で新規の政策を立案する役人たちが、自分の未来が見えなくなってやる気をなくし、
 しかも、その「政治主導」の基本方針がすぐに崩れるので、国家が持つべき政策立案遂行
 という、最重要機能が、事実上、欠落してしまっていることです。

 現状は、事務処理能力抜群の 元官僚の 松井 と 古川 の二人には、
 スクリーニングされないままの膨大な資料が 次々と投げ出され、
 政治日程と、公約のフォローに縛られながら、なんとかやり過ごしてる状態です。

 当然ながら、現在の仕組みができたときの、その深い背景や現実を動かすツボなどは、
 官僚OBや、その友人たちからは、全く伝わってこない。

 今の鳩山政権は、事務処理をこなす課長クラスの視点で、国家成立の土台につながる
 重大問題を弄ろうとし、思わぬ現実に跳ね返えさせられるトンチンカンが 続いています。

 まさに、 <漂流する日本> ですが、 希望はないのか?
 この点も話します。

 以下、再掲します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 東京皆神塾 
日時: 平成22年5月15日 (土)  14時~16時 (その後約1時間程度質疑応答)
場所: 「東京外国語大学本郷サテライト」 5階セミナールーム
東京都文京区本郷2-14-10 〒113-0033 TEL&FAX:03-5805-3254

 最寄り駅   東京メトロ丸ノ内線: 本郷三丁目駅(M21) 2番出口下車徒歩3分
         JR線:御茶ノ水駅 お茶の水橋口下車徒歩7分

 会費: 3500円

  講演内容:   『追い詰められた「ユダヤ」は、日本(ヤマト)に入る』

  解説 : 

  戦後体制の整理と清算が進んでいます。 
  アメリカと自民党の闇の巣窟は、米軍基地と医療制度にあります。
  21世紀の覇権国と目された中国も、5月から始まった上海万博ではその真実が世界に
  さらされます。
  これまで絶対に間違いを犯さないとされた日本の官僚体制も再編です。

 経済は、今、途上国・新興国に、カネも技術も企業も流れ、地球規模で平準化が進みます。
  この中で、国家消滅の危機にあるのがイスラエルです。 この国を造ることで国際政治の
 主導権を握ったのがアメリカ支配層のスカル&ボーンズですが、彼らは今、世界王族会議に
 押さえ込まれ、 逆に、今、日本国民に、新たな使命を与えようとしています。

  地球環境の浄化、 国土の芸術化 と   日本人個々人の主体性確立です。

 日本人は地球人全体を意識して、自ら規範を作るとき、本当の繁栄と尊敬を掴みます。

 生命感能力ヌナカワをどう社会に生かすか、 ここがポイントです。
 普天間問題の裏、IMFの新しい動き、など最新情報を、文明史の底流から解説します。

 連絡先: 株式会社 K2O 室伏
 (事務所:03-5807-1395 携帯:090-5804-5078 FAX:03-5807-1396)
 E-mail: akimasa-murofushi@jcom.home.ne.jp

・・・・・・・・・・・・・・以上 ・・・

中国金融界のとんでもないレベルの隠れた資金流用。『混帳(フンチャン)』=ろくでなし。

 前回の続きです。

 中国に、現実にあるはずの外貨が、それが、きちんと海外送金されない理由は、なにか?

 答え:

 外貨であっても、少しでも、余裕があると、銀行や企業の、担当者やトップが、 
 全く別案件に、 私的に、秘密裏に、流用しているため。

 中国人社会では、会社の中に、 少しでも余裕資金、浮きカネが、発生していたら、
 これを、会計担当者と、トップが組んで、上手に決算の期日が来る前に、個人的に運用して、
 利益を得ようとするのが、 常習化しているから。
 
 それが、 株のインサイダー情報や、不動産の間口押さえなどに使われます。
 あるいは、月利で20%くらいの利益を保証する緊急融資案件に使われ、これが、会社の
 経理とは別の個人の、隠れた収入になります。

 中国での国家予算、あるいは、地方政府にばら撒かれた資金は、胡錦濤政権になって、
 その予算の内訳は国民に公表され、それには、すべて、大きな名目、使用目的、対象が
 決められていますが、実際に何にいくら使われたか、決算については全く発表されず、
 まして、会計検査のチェックもありません。

 相当な額の使途不明金が発生しますが、国内の人民元の場合は、人民銀行と財務省の
 の担当者レベル、部長レベル、行長レベルで、其々そっと補充して隠したままにします。

 多くの場合、短期的なうまい儲け話にカネを回し、期限内に資金が回収されず失敗する
 ものです。
 これは、業務上の横領とは違う、 トップも承知している資金運用だ、というのが、普通の
 理解なのです。
 
 完全なオーナー会社なら、会社全てが自分のものですが、国営企業や、合弁企業などでも、
 トップや財務部門の責任者の知らないところで、これをすることもあれば、トップが承知して
 自分が儲けるために担当にやらせ、失敗したら、自分は知らないといいます。

 このとき、各監督官庁の人間にも、すべてに、利益をまわす算段にしていますから、失敗が
 出ても、全員が、庇いあいます。
 こんな形で中国では、人民元のマネーの流動性と通貨発行量は、とんでもないくらい膨らみ
 ます。 当然、みんなが、どんどん、金持ち(人民元もち)になります。
 
 そうやって、カネを得た人間が、高級品や日本製品を買うのは、一見していいことですが、

 問題は、外貨です。

 中国国内の高額な資産(人民元表記)があったとき、それに見あった外貨(米ドルや日本円)を、
 そのまま、海外に、事業資金や投資で、持ち出せるのか?

 これには、当然に、制限があります。

 このとき、多くの中国人の権力者や事情通は、自分の国の通貨が、如何にいい加減なものか
 知っていいます。

 なんとか、自分個人のために、海外に、自分の外貨資産を、どんどん蓄えておきたい。
 これを、いっせいに考えます。

 企業のオーナーは、当然で、これに、地位が高く、権限がある役人が加わります。
 問題は、国家資金の入っている上場企業のトップ、中堅、担当者、などでも、自分のカネを、
 海外で、蓄えたいと、表向きの日常業務を進めながら、毎日、片時も忘れることなく頭を使い、
 そのチャンスが来るのを、 狙っているのです。

 チャンスとは、国家のものであれ、会社のものであれ、うまく流用できる資金を探し出し、
 合法的に、海外に送金できるタイミングと、そのときの海外協力者の登場 です。

 このときの、「合法」とは、その時点での権限者に咎められず、罰則を受けなければいい、と
 いうもので、法律に何が書いてあるかなんて気にしません。 監督管理者や決済責任者に
 対しては、普段から付け届けで懐柔して、仲間に引き込んでおけば問題ないと、全員が考え
 ています。

 当然のこと、外貨管理をする役所の人間が、ここでは、もっとも重要です。
 財務部は、各地方の商業銀行に、どれだけの外貨の出入りがあるか、決算は年に一回ですが、
 それまでの間には、各銀行内では、中国国内の個々の企業に、海外に送金する金額を超える
 十分な金融資産(これは、人民元)があれば、 送金に応じてしまいます。
 
 これを、また、個人的に、親しい人間からの送金依頼から、処理しますから、
 すぐに、枠がなくなってしまいます。
 まして、金額が大きな資金は、監督部門の眼が光っているため、慎重です。
 それよりも、銀行担当者にすれば、送金したその外貨の、海外での受け取取り先に、
 如何に、自分の取り分が確保されているか、こちらが最も重要で、これが業務遂行の優先
 順位と スピードを決めます。

 このとき、日本人は、どこも、まじめです。

 私的相談では、貿易や投資事業の相手の中には、日本国内での中国人の財産つくりに協力
 する輩もいましょうが、
 送金業務を実際にするに際し、中国の担当銀行を通じて、日本の銀行側に、そんなことを相談
 できる相手はいません。

 その点、途上国、新興国では、喜んでそうした相談に乗るものが多いでしょう。

 中国人に、ドルを送金させ、一部を、訳の分からない、タックスヘブンの銀行に入金させる。
 手伝うふりをしながら、ここぞとばかり、中国からの資金を横取りしようとする人間もいますし、
 逆に、中国側には、すでに、こうした事態に備えて、「この銀行なら問題ない、ここに入れろ。、
 そのとき、協力金は、お前に何%出す」 といって、あらかじめ指定してきます。

  これらは、すべて、カネに対して鋭敏この上ない中国人たちと通じ合った、複雑な、
  華僑の金融ネットワークによるお膳立ての上で、行われるのです。

 日本人は、とても、この中には、入れません。

 その結果、中国の外貨は、なかなか、日本に流れないことに成ってきます。

 マネーには、それぞれいろいろな性格があり、その用途や運用形態に、自ずと制限がある
 ものですが、自分の金でない他人の金を、如何に上手に自分個人のために使い倒すか、
 
 それを一番上手にできるものを、「賢い」「えらい」「立派だ」とするのが、中国人が歴史的に
 培ってきた習性なのです。  ただし、これは、事故が起きなければの話です。

 当然、他人の金を使っているのが分かったら、それを横取りしようとする人間も出てきますし、
 投資話に乗った場合には、相場が崩れて全損する場合もあります。

中国語で、自分のカネも、人のカネも、区別できずに、いいように使って、全てを失くして、
迷惑をかけまくる人間を、  混った帳簿  と書いて、

  「混帳(フンチャン)」 = ろくでなし。  

 といいます。  
 この言葉は、単なる、帳簿上の「糞味噌一緒」の意味に留まらず、
 人間同士の貸し借りの状態が全く分からなくなった、恩知らずで無礼者に向けた 罵り言葉です。

 単なる、バカ を意味する 「混蛋(フンタン) ・・・混ざった卵」 よりも、強く非難する言葉です。
 
 何か企てがあって、それが失敗した時に、実際に被害者が出ても、何ら負い目を感じず、
 詫びる姿勢すらも示さない 厚顔なものを、 こう呼びます。

 >> 知らないうちに、変なところに、カネが流用されている。

 中国では、国家自体が、中国人自身の習性のために、コントロールできないのです。

対策としては、

 かつて、改革開放の前の中国に、外貨券があった(実際には1994年に廃止)ように、

 アジア全体で、各国が発行する通貨とは別に、新規の決済通貨をつくって、
 そこで、保証した金額のみを、多国間の貿易や投資の決済に用いること。

 もちろん、そのときには、不正流用ができないような仕組みを、参加各国から
 独立してつくり、 透明で厳格な管理を、毎日、実行できる体制が求められます。

> 東アジア共同体の実現には、 歴史認識の一致も不可欠ですが、
  この新規の決済通貨が生まれないと、 有機的な発展は、ありえないでしょう。

  「京の風」 新井信介からの提案であり、警告です。

連鎖株安は中国経済の正体を晒し、発展を止める。

GW明け、ギリシャ危機から、世界連鎖株安が進んでいます。
これが、世界経済の回復を遅らせるのは当然ですが、さりとて、経済活動を止めさせるほど
にはなりません。 2008年9月のリーマンショック以来、とにかく、破綻があれば、機動的に
穴埋めするのが、 現在の世界経済運営者たちの一致した意向です。

しかしながら、アメリカにしろ、EUにしろ、日本にしろ、サブプラバブルで吹き上がった、
不動産などの資産価値(ストック)の価格を、何とか高止まりのままで維持しようとする戦略
が、これで破綻します。

銀行は、損切り が迫られます。 経済活動の信用の担保価値が下がりますので、
新規の借金の借り入れは、どんどん、難しくなります。

一方、このリーマンショックの後にも、これまでの資産価値を、国内の実需に全く関係なく、
膨らましてきたのが中国です。 農民に電気製品や車を買わせるための補助金をだすだけ
でなく、人民元での貸し出しをどんどん不動産投資にまわし、その価格上昇に伴う資産増
によって、多くのカネを、国民、中でも、特に権力者やコネの強い個人に、ばら撒いたのです。

その中国での、資産価値の実体が、この連鎖株安で、これから暴露されます。

21世紀に入り、アメリカ向けの輸出で、世界経済の牽引役として期待されてきたのが、
これまでの中国です。 共産党政権によるこの統治体は、世界最大の人口を抱えるほど
規模が大きいのは確かですが、それが世界経済の発展、それも人類全体の幸福増進に
とって、その本当の実力は、どうだったのでしょう。 
リーマンショック後に、いち早く、大規模な財政出動で国内経済を立て直したのは事実ですが、
それは、本当に、世界経済の救世主だったのでしょうか? 
その力は、 中国にあっても、一時的なものだったのか、それとも、今後も継続するのか?

富裕層が、海外旅行し、日本にも多くの購買層が来る。
中国では、市場がどんどん成長し、主に、高級品、日本製品が売れる。

ここ2年間のビジネス関係者の理解はこうでした。
中国の発展を示す数字は、 外貨準備に表れ、これが、2兆3000億ドルと十分にあり、
国策として、「走出去(海外進出せよ)」となり、中国企業の海外進出を奨励していると。

 しかし、どうも、ちがうぞ!

これが今、大企業トップのOBたちの親睦会でささやかれています。
みな怪訝な顔をして、本当に、中国に、まもともなカネがあるのか、きわめて強い不信感
が高まっているのです。

 中国に進出した企業(物つくりと流通)は、現地で利益を上げて、好決算になり、
規定どおり税金を納めた上で、いざ、日本に利益送金をする談になると、 ここで、問題。
それが実際にはできない。 手続きの問題なのか、為替の規制なのか、とにかくできない。 
そして、 現地政府からは、再投資せよ。  雇用の拡大にも成るから、と行政指導です。

 人民元は、どんどん、現地の会社には溜まり、成長するが、これが、日本の本社を
潤さない。 

 また、中国企業が多くの外貨を持つというが、 
昨年から、日本の大手不動産会社(三井、住友など)に、中国の大企業(国家が支援して
いる)から、日本での物件を買いたいと、何社も問い合わせがあり、これに対し、全社的に真剣
に取り組んで、中には契約が結んだものもあるが、その契約履行の段になって、資金が振り込
まれない。 これが、今年に入っても、一向に、資金が振り込まれないまま、 音沙汰がない。

 一体、何をやっているのだ!

皆、今、怒り心頭なのです。
もちろん、個々の中国人富裕層は、どんどん、日本に買い物ツアーや、医療検診ツアーには、
きているのですが、 こうした、企業活動での、 人民元以外の外貨の支払い(海外送金)では、
まったく、理不尽な現象が起きているのです。

では、人民元は、どうなっているのか?

今、日本のすべての銀行は、 人民元を持ち込んでも、これを、円やドルには、交換しません。

なぜか?

 札束の人民元 自体 に、 偽物 が、 多いのは、もちろんですが、

 中国で、表示されている人民元建ての資産が、 果たして、国際経済で、 本当に、その価値が
あるのか、きわめて、疑わしいからです。

 人民元は 通貨として、信用ならない。
まして、中国人同士で、国家も銀行もデベロッパーもグルになって膨らました、中国の資産価値は、
まやかしだ、 というのです。

 でも、中国人に言わせると、 国際経済の基軸通貨となっている、米ドルだって、
何の裏づけないもの。 その意味では同じだ、と。

 一体どうなっているのか?

私に、このなぞを解いてくれ、 と、そのOBグループの関係者から頼まれました。

 だいたい目星はついています。

答えを書く前に、 ここでは、警告です。

 上海万博が終了する秋を待たずに、今回の連鎖株安を切っ掛けに、 中国経済の正体が、
世界中に知れ渡る事態が、発生するでしょう。

 これは、どんな立派な制度はあっても、個人の金銭追求が、それを食いつぶす、中華帝国の誕生
以来の、 中国人の習性がなせるものです。

 ・・・つづく。

「鳩山由紀夫氏が公約を守ることができなくても、アメリカに対する隷属関係から自由になる第一歩を日本国民に示した重要な意義がある」By雁屋哲。

沖縄問題について、以下の雁屋哲氏の意見は、傾聴に値します。
全文を転載します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
< 鳩山由紀夫氏を攻撃するのは誰か >
2010年5月4日(火)@ 23:30 | 雁屋哲の美味しんぼ日記
記事URL:http://kariyatetsu.com/nikki/1228.php

カテゴリー:雁屋哲の美味しんぼ日記   
投稿日時 :2010年5月4日(火)@ 23:30

 鳩山由紀夫総理大臣が、普天間基地についての対応に対して多くの人びとに批判されている。
 しかし、その批判、非難、攻撃は、鳩山由紀夫氏が受けるべき物なのだろうか。
 考えて貰いたい。

 沖縄を米軍の基地にしたのは誰なのか。
 それは、昭和天皇である。
 昭和天皇が「沖縄にずっとアメリカ軍に存在して貰いたい」といったのが始まりではないのか。
 昭和天皇の沖縄についての発言は、いちいち、私はここで挙げないが,様々な文書で明らか
にされている。
 もし、私の言葉に疑いを抱く人がいたら、ちょうど良い機会だ、昭和天皇の言行録を、当たって
欲しい。ちょっとした図書館に行って、昭和天皇についての書籍を調べれば、すぐに分かることだ。
(その意図があるから、私はわざと、文書をここに引用しないのだ。読者諸姉諸兄が自分の目で、
昭和天皇が何を言ったのか読んで欲しい。それで、驚かなかったら、おかしい)
 昭和天皇が、沖縄をアメリカに渡すと言った言葉に従って、その後の政府は忠実にアメリカに
沖縄を自由に使うことを許してきた。
 歴代の自民党政府が六十年以上にわたって、アメリカに沖縄を自由に使うことを許してきたのだ。
 今まで、日本をアメリカの奴隷にしてきたのは、自民党政権である。
 鳩山由紀夫氏に直接の責任はない。

 私は、民主党を支持しない。なぜなら、その党員の中に、自民党の最右翼と同じ考えの人間が
多く存在しているからだ。
 自民党と民主党との絶対的な違いはない。
 ただ、鳩山由紀夫氏が、沖縄から米軍基地の移転を表明したことは画期的だった。
 我々、日本はいつまでアメリカの奴隷になっていなければならないのか。
 その、基本的な疑問に答える一つの回答だった。

 しかし、アメリカは強力である。
 日本ごとき、ただのアジアの小国、としか思っていない。
 少しでも撥ねれば、叩く。

アメリカの有力雑誌、TIMEの、2010年4月19日号(Australia版、多分アメリカ版と同じだと思う)
では、「鳩山はfading Japanを改革しようとしているが、彼は、改革より混乱を生み出している」と
いう記事を巻頭に載せた。
この「fading Japan」というのが、実に嫌みだ。fadeとは 「衰え、消え去る」という意味である。
「fading Japan」とは、「衰え消え去ろうとしている日本」と言う意味だ。悪意と、侮蔑を込めた言葉だ。
この、タイトルからTIME誌の意図が明らかだが、(と言うよりアメリカという国の意図)、記事の内容を
読んでも単なる嫌みと、脅しでしかない。
 こう言う嫌みと脅しは、自民党が政権を握っている限り、絶対に出てこない物だっただろう。
 TIMEのいうことは、日本をアメリカの隷属化に置くことが必要だというアメリカ政府、あるいは
アメリカの有力勢力の考えを表す物だろう。

 この六十年間のことを考えて貰いたい。
長い間、自民党、政府はアメリカに奴隷的に仕えてきたのである。
CIAの秘密文書がアメリカで明らかにしたことは、歴代の日本の自民党の首相がCIAから金を
貰っており、CIAにはかれら秘密のコード・ネームが残されていたことだ。
 なさけないね。日本の首相が、CIAからコード・ネームを与えられていたなんて。
 そう言う国は、まともな独立国ではない。

 私は、民主党を支持しないが、鳩山由紀夫氏が少なくとも、アメリカに対して日本人の思いを
主張しようとしたことは認める。
 しかし、鳩山由紀夫氏がどんなに頑張っても、この1945年以来の日米の関係を突然変えら
れる訳がない。
 変えようといっただけで、私は、鳩山由紀夫氏を評価する。
 今までの、自民党政府の誰がそんなことを本気で言ったか。
 残念ながら、TIMEが嘲笑したように、日本はアメリカにとって、隷属国家でしかない。
 そんな立場にある日本という国の立場を、日本人全体が、日本人全国民がおかしいと思い、それを
正そうと思わない限り、日本のアメリカに対する隷属関係は変わらない。

 鳩山由紀夫氏を今回の沖縄の基地問題で非難する人間は、戦後の日米の歴史を知らないか
無視している。
 私から見れば、鳩山由紀夫氏の言うことすら、日本人全体のあり方を考えた場合不十分だと思う。
 ところが、その、鳩山由紀夫氏のやわい言葉にさえ、アメリカは厳しく反応するのだ。
 この百年間、世界で最悪のテロ活動を続けてきたのがアメリカである。
 貿易センタービル2棟が倒されたとアメリカ人は騒ぐが、では中南米で、東南アジアで、中東で、
イラクで、アフガニスタンで、アフリカで、いったい何万何十万の人間をアメリカは殺してきたのか。
 貿易センタービル2棟で釣り合いの取れる数ではない。

 その、テロの基地の一つが、沖縄なのだ。
 沖縄の基地から、イラク、アフガニスタン、以前はベトナムに、アメリカ軍が派遣されてきた。
 その、テロ基地の一つ沖縄を、縮小することは世界の平和に大きく寄与することである。
 だが、力関係は如何ともし難いし、この六十年間の保守政権のアメリカ隷属体制になれたアメリカ
は、この関係を少しでも変更しようとする勢力に対しては、全力を挙げてつぶしにかかるだろう。
 岸信介から、日本政府の売国奴としての体制は変わっていなかったのだ。
 A級戦犯だった岸信介が、どうして釈放され、どうして日本の首相になれたのか。
 あの、1960年の安保改正の時の騒ぎを考えればよく分かる。

 鳩山由紀夫氏は戦後の首相の中で初めて、アメリカに対して異議申し立てを行った人物である。
私は、政治における陰謀論は簡単に受け入れてはいけないと思うが、戦後の日本におけるアメ
リカの存在の強さは無視できない。 首相自体が売国奴だったのだ。 
他にも、いくらでも、アメリカのために国を売る人間がいてもおかしくない。
 現実に、名指しは避けるが、アメリカにこびを売るか、アメリカに弱みを握られたか、何らかの理
由でアメリカに日本を売り渡す行為を続けて来ている政治家・官僚は、いやと言うほど存在する。
 そのような、政治家・官僚と比較すると、鳩山由紀夫氏は少なくともアメリカの奴隷から、この
日本という国を解放しようとする意志を持っていると私は思う。

 しかし、繰返すが、アメリカは強力であり、日本国内にもアメリカのために働いている人間が多い。
 このような状況で、直ちに、沖縄のアメリカ軍基地を縮小しようと言っても、力関係から言って通る
はずがない。
 通るはずがないことを、公約にした氏を公約違反だと攻めることも可能だろう。
 しかし、それは、あまりに戦後の日米関係を無視した意見だと思う。
どんなことであれ、しかも、それが大きなことであれば、最初の第一歩を踏み出すことが一番難しい
大事業だ。
 1945年以来の対米隷属の日本の立場を、少しでも、良くしようとすることは、難事業中の難事業だ。
それを、公約にしたことの全部が出来ないからと批判すること自体、アメリカのためにする言葉だと
思う。

 鳩山由紀夫氏が、今回、公約を全て守ることが出来なくても、これは、アメリカに対する隷属関係
から自由になる第一歩を日本国民に示した重要な意義があると、私は考えたい。
 無闇に、鳩山由紀夫氏を批判する勢力の正体を、国民は知るべきだ。
(その正体は凄いよ。どろどろしているよ。目をふさぎたくなるよ。そう言う人間が、大手を振って跋扈
しているのが今の日本なんだよ。)

 結局、鳩山由紀夫氏は、アメリカと、アメリカに仕える日本人の有力者たちによって、打ち負かされ
るだろう。
 公約を守れなかったのは鳩山由紀夫氏個人の責任である、と言い立てるのは、そのような人達と
そのような人達に盲従する人達だ。
 日本政府の実力と、アメリカの実力の差を冷静に計算して、弱肉強食の原理の元に、今回の沖縄
の基地問題と鳩山由紀夫氏の責任問題を、感情的にならずに議論するべきだと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載、終わり。

最後の

 「結局、鳩山由紀夫氏は、アメリカと、アメリカに仕える日本人の有力者たちによって、
  打ち負かされるだろう。」 

 については、まだまだ、分かりませんが。 

鳩山政権が終わっても、アメリカからの隷属状態をどうするか、これは、残ります。

外部環境にどう対応するのか? そして、日本国内の統治システムの変換とともに、
私たち自身が決めることです。
これは、日本国民の意思が決めることです。

アメリカの大西洋沖の原油流出。こりゃ~大変だ。

<米原油流出事故の対策費は5.7兆円以上、BP>

【5月4日 AFP】 英石油大手BPは4日、米南部ルイジアナ(Louisiana)州沖の
石油掘削基地の爆発炎上事故による大規模な原油流出事故の対策費は
600万ドル(5兆7000億円)を超えるとの見通しを明らかにした。

BPは事故後1週間以上にわたりロボット潜水艇を使って、450トンもの巨大なバルブ装置を
作動させようと試みている。 
本来は事故直後にこのバルブが作動して原油流出を防ぐはずだったが機能しなかった。
また潜水艇のうち1隻は、原油が漏れ出している3か所の近くに分散剤を直接送り込んでいるが、
海面に浮上する原油の量を減らす効果が出ているかは分かっていない。
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2723467/5711770

サラザール米内務長官は BPの設備は欠陥であり、最悪1日10万バレル以上の原油が噴出する
可能性があると発言。
http://www.reuters.com/article/idUSN0215833120100502?type=marketsNews

石油会社や沿岸警備隊に加え、軍も出動して対策を急いでいますが、現場の水深は1500メートル
もあって流出を食い止める作業は難航しているほか、海上は波が高く、汚染海域は拡大を続けています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100502/t10014209511000.html

ページ右端の海上の船から深海に遠隔装置を沈めて(ライトが出てる2機、コンセントみたいの)
バルブを締めようとしてるが失敗。
http://media.al.com/live/photo/oilslickundergraphicjpg-57e28ddd55b0847f.jpg

全部噴出して油田が枯れて止まったとしても、噴出される埋蔵量は5憶7500万バレルと天文学的。
http://www.bp.com/genericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=2000995


以下の解説図、うまくできています。 転載させていただきます。

12 :Ψ:2010/05/05(水) 01:43:50  ID:+sc3115J0
   英国BP石油会社 ........∧_∧
  原油掘削施設が爆発 ..(/【◎】激写!
  ┗━━━┓┏━━━┛/  /┘
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メキシコ湾に原油流出が止まらず◆◆◆
        □                            ◆◆◆▼▲▼▲◆▼
        □                           ▲▲
        □                          ▼▲
        □                         ▲▲
        ∥                        ◆◆
        ∥                      ▼▲
        ∥                    ◆◆
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        ∥                 ◆
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        ∥              ◆
        ∥             ◆
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        ∥           ▼▼
        ∥          ◆
        ∥        ▲◆
        ∥       ▼
        ∥      ◆
        ∥    ▼▲
        ∥   ◆
        ∥ ▼▲
        ∥▲
         ≫ ←・・・・ 海底1500mでパイプがポッキリ
        ∥
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒

原油を汲み出していたのは、イギリスのBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)。
爆発・炎上して沈没した石油プラットフォーム(リグ)を造ったのは、
韓国の現代重工業 とのこと。

アメリカが 責任問題で、どんな対応をするのでしょうか。

この事故で、イギリスは、アメリカからとんでもない額の賠償請求を受けるでしょう。
ユーロに続いて、ポンドもその価値をなくすでしょう。
また、アメリカ自体も、ヨーロッパ向けの輸出がとまり、景気回復は終わります。

 次の文明の形 を はやく創らないといけません。

社民党が助け舟。金正日は大連入り。イラン攻撃はなくなったか?

 憲法記念日の今日、動きがありました。

まず、社民党の福島代表が、普天間基地の移転問題は、鳩山総理自ら口にした五月末
の期限にこだわらず、「真の解決」を、と、鳩山総理に助け舟をだしました。

一方、北朝鮮の金正日は、列車で、本日、中国の大連に入りました。
三月の韓国海軍の哨戒艦の沈没は、北による犯行と多く伝えられる中での訪中です。
今後の東アジア情勢に、アメリカ側がどう反応するのか、胡錦濤と話すのでしょう。

日本のこの夏の参議院選挙は、民主党の政権がいつまで持つかの試金石になります。
自民党時代の闇が、徹底的に暴かれるのか? それとも、蓋をすることになるのか?

今のアメリカは、原油の流出事故で、大騒ぎです。
日本に対しては、金さえ出してくれれば、日本国内の政治は、どうなってもいいと
考えているのでは、ないでしょうか?
実際、中国との間で戦闘はしないことは、両者はすでに確約済みですから。

一方、イランを、どうするか? まだまだ、交渉中なのでしょう。
以下は、時事が伝えるニュース。

◆核兵器のない世界を=イラン大統領「米、他国を核で脅迫」-NPT再検討会議が開幕(時事)
  http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010050300191
【ニューヨーク時事】 5年に1度の核拡散防止条約(NPT)再検討会議は3日午前(日本時間
同日夜)、 ニューヨークの国連本部で開幕した。潘基文国連事務総長が冒頭演説で核兵器の
脅威のない世界実現に向けた行動を加盟国に求める一方、イランのアハマディネジャド大統領
は「米国は核兵器を使用しただけでなくイランも含め他国を核兵器で脅迫し続けている」と訴えた。
 
同大統領は、自国の核疑惑に絡み、低濃縮ウランの国外加工案を「われわれは受け入れている」
と強調、事態こう着の責任は米欧など6カ国の側にあると反論した。 自ら議場に乗り込んだ背景
には、イランの核開発が平和利用目的とする従来の主張に加え、核兵器保有国の軍縮の遅れに
対する批判を展開し、非核国と核保有国の分断を図って会議で対イラン圧力が高まるのを避けた
い考えがあるとみられる。

一方、潘事務総長は「会議は人類にとって極めて大きな重要性を持つ」と述べ、過去の会議で合意
された「核兵器廃絶の明確な約束」の再確認を核保有国に求めた。 また、包括的核実験禁止条約
(CTBT)の批准期限の設定を検討する必要性に言及。 イランには既存の国連安保理決議に従う
よう求め、北朝鮮には朝鮮半島非核化のため無条件で6カ国協議に復帰するよう促した。

続いて演説した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長も 「必要な協力を得られずイラン
が持つ核物質すべてが平和目的とは確認できない」と、非協力的なイランを批判した。(以下略)

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「漢字文化」の吸収と発展に隠された、日本の本質を指摘していた中国政府。

2001年に発行された中国政府広報誌「人民中国」に、「漢字」による西欧文明受容に関する、
日中比較の論文がありました。まともな内容で、私たち日本人が、自分のことを知るうえで、
大切な視点です。  ぜひ、お読みください。 

http://www.peoplechina.com.cn/maindoc/html/200303/fangtan.htm

発表された時期は、「911」の前で、こうした冷静な外国研究の後に、中国の発展がありました。
私には、この10~20年間、 多くの日本人が、自分自身の文化特性について、空気のごとく無自覚
なままでいる間に、外国人がそれを認識する事態が進んでいたのではないかと、少し怖くなりました。
 
日本の本質に関して言えば、
 1万年に及ぶ縄文時代の特性を土台に、 秦の始皇帝の登場以前に、日本列島には、
ユーラシアの文明の害毒に対する免疫が施されていた、と考えられます。 この辺は、5月15日
に、話します。

以下、 『人民中国』(・・・ここが重要)からです。
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 <漢字が表す二つの世界> 

                      文   中国社会科学院文学院 李兆忠


 四角い小さな漢字の中に、二つの異なる世界が存在している。
一つはもともと中国で造られた中国製、もう一つは日本で改造された日本製である。

この二つの世界は、「あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる」 ようなもので、コミュニ
ケーションにはとても便利だ。 しかし多くの場合、この両者は、うわべは親しそうに見えて、実は
心が通わず、似て非なるものなのである。

 日本語の中の多くの語彙は、見た目では中国語とまったく同じだが、実は意味が非常に違う。
中国から来たある代表団が日本の工場を見学したとき、工場内に掲げられている「油断一秒、
怪我一生」というスローガンを見て、その文字面だけから「これは油が大切だと言っているのだな」
と憶測した。 中国語では「一秒でも油が切れれば、生涯自分が悪いと思う」という意味になるか
らである。
 しかし実は日本語では、これは安全生産のスローガンなのだ。「油断」は「不注意」、「怪我」は
「傷を負う」という意味だとわかって大笑いになった、という。

 中国人と日本人がつきあうとき、この種の誤解は避けることができない。私の友人に「猪木さん」と
いう人がいるが、彼はよく私に文句を言う。 それは、彼の中国の友人たちがいつも「猪」と「豚」を混
同し、日本人はどうして「豚」という姓を好むのかと不思議がるからだ。おかげで彼は、泣くにも泣け
ず、笑うに笑えない心境に陥るのだという。

 中国語では、「猪」と「豚」の二つの漢字が同じ意味で使われていることを彼は知らない。もっとも、
古代漢語では少し違いがあり、「豚」は子ブタを意味していたのだが......。

 日本語の中で使われる漢字の語彙には、中国人の想像を超えるものがほかにもたくさんある。
たとえば、中国語での「無理やり」を意味する「勉強」は、日本語では「学習」の意味で使われる。
中国語で「夫」を意味する「丈夫」は、日本語では「頑丈」の意味だ。 このように、表面の「毛皮」
を傷つけることなく、中身の「肉」をすっかり「すり替え」てしまう日本人の知恵と想像力に、感心
せざるを得ない。

 しかし、われわれ中国人は、これに驚く必要はない。率直に言えば、現在の中国で使われている
中国語の語彙の多くは20世紀初めに日本から導入されたものだからだ。たとえば、「金融」「投資」
「抽象」など、現代中国語の中の社会科学に関する語彙の60~70%は、日本語から来たものだと
いう統計がある。

 漢字文化圏に属する多くの国家や民族を見回して見ると、漢字をこのように創造的に「すり替え」、
もう一つの漢字王国を樹立し、かつまた中国語へ「恩返し」しているのは、日本だけだ。

 日本のすごいところは、中国の漢字に対して、受動的にそのまま受け入れるのでもなく、愚かにも
高慢にそれを拒否するのでもない、自発的にそれを手に入れ、徹底的にそれを消化した後、自分の
必要に応じて大胆な改造を行い、自分の言語にしてしまうところだ。 だからこそ漢字は、日本にし
っかりと根を下ろし、西洋文化の猛烈な襲来に耐えることができたのである。

 客観的に見れば、この奇跡は、かなりの程度、日本が島国であるという特殊な地理的環境によっ
ている。 広大な太平洋が天然の要害となり、異民族の鉄騎兵の侵入を阻止したばかりでなく、文
化的に異民族に同化される運命から逃れることができた。 大陸とも適当に離れているため、日本は
必要に応じて、自分より先進的な中国の文化を摂取し、ゆっくりとそれを咀嚼し、消化して改造する
ことができた。異文化をどう受け入れるか、その主動権は完全に自らの手中にあったのである。

 これと同時に、1200百年前、日本は漢字を大規模に導入するとともに、「ひらがな」を発明した。
ここで日本は自分の文字言語を持った。「ひらがな」は完全に漢字の草書体に啓発されて造られた
ものではあるが、大和民族の魂の深いところにある必要性から発したものでもある。

日本人から見るとおそらく、基本的に一つの漢字に一つの音がちゃんと対応している四角い漢字は、
柔らかくて滑らかな日本語の感覚や、長さにこだわらない語彙とは多少隔たりがあり、曲線が美しく、
簡潔な「ひらがな」こそが、日本人の発想や言語感覚により合致すると映るのだろう。

 「ひらがな」は日本語の形を完成させた。それを用いて発音を表記することができ、漢字の発音を
日本化させた。また、直接、日本固有の語彙を書き表すこともでき、助詞として用いてセンテンスを
構造することもできる。まさに一石三鳥とも言うことができる。

 「ひらがな」の創造は、日本語が自分の「形」と「心」を探し当てたことを意味する。 これによって
漢字は第一線から退き、一つの重要な材料として日本語の構造の中に組み入れられた。 この時、
漢字の固有の意味は、時間の流れとともにひっくり返されたり、「すり替え」られたりすることが必然
的に発生した。 全体からいえば、漢字の語彙の意味が厳格で重厚な歴史の含蓄を持っているの
に比べ、日本語の漢字の語彙は明らかに軽く、生き生きとしている。使い方もそれほど厳格ではな
く、通常、いくつかの異なる漢字を使って一つの日本固有の語彙に表している。 それによって人々
はさらに、一種の遊びの味を感じるのである。

 漢字に対する違った考え方が、二つの異なる漢字の世界をもたらした。 その優劣は、一概に論じ
られない。 しかし、西洋文明が東側に浸透してきた「近代化」の歴史背景の中で見れば、その優劣
ははっきりと示されている。

 当時、激しく湧き起ってきた近代化の流れと西洋の科学文化に直面した中日両国の学者たちは、
まったく異なる姿勢と反応を示したのである。

たとえば、西洋の科学に関する著作を翻訳する際、清朝末期の中国の学者は、「中学為体、西学
為用」(中国の学問を「体」とし、西洋の学問を「用」とする)という文化的な信念を堅持し、中国の
古典を引用して西洋科学の概念を既存の語彙に置き換えようとした。 
 例えば現在の「経済学」を、「計学」あるいは「資生学」と翻訳したり、「社会学」を「群学」と訳した
りしたのである。しかし結局は、どうにもならなくなってしまった。

 しかし日本の学者は、実用的で柔軟なやり方で、「文字本位制」の制限を受けずに、意訳の方法
によって、数多くの多音節の語彙を作り出し、みごとに西洋の概念を置き換えることに成功した。
これによって、日本が西洋に学び、「近代化」の道を歩んでいくうえで、言語の面で道路が舗装され
たのだった。

 もし日本が漢字を借用して西洋の概念を置き換えることをしなかったら、現代の中国語はいったい
どのようになっていただろうか。おそらく今よりも寂しいものになっていたのではないだろうか。
 多分、強い刺激や栄養に欠けているため、すばやく「近代化」することが難しくなったに違いない。

 こうした角度から見れば、日本語の中国語への「恩返し」の功績を、われわれは 決して忘れては
ならないのである。

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これは皆神塾の入門書ですね。『ロスト・シンボル』

 ダン・ブラウンの最新作「ロスト・シンボル」を読みました。
アメリカ合衆国の建国に込められた秘密結社フリーメーソンの秘密を、推理サスペンス仕立て
で上手に描き出しています。
 冒頭から主人公の友人として、最高位33階級のピーター・ソロモンなる人物が登場します。
その一族はワシントンに住む莫大な資産をもつ名家で、その妹キャサリンは純粋知性科学を
専攻し、なんと人間の魂の質量を計った人物でした。

物語は、「ダビンチ・コード」以来のダン・ブラウン作品ではおなじみの、ハーバード大学教授の
ロバート・ラングドンが首都ワシントンでの講演を依頼される所から始まります。
 そのとき、案内された講演会場に聴衆はなく、このピ-ターソロモンの右腕が発見されます。
そして、このソロモン一家に強い恨みをもつ若者からの謎めいた脅迫が始まります。

 物語の中で、911以後のアメリカのテロ対策の様子も描かれ、 21世紀の最新科学である、
純粋知性科学と宗教的信念の関係も描き出しています。
 事件解決後の最後部で、キャサリンは、 「人間は神の被造物ではなく、造物主」 であり、 
「人間の思考の力は、同じ思考を分かち合う者の数に応じて、幾何級数的に増大する
 ことが科学的に証明されているの」 と、ラングドンにいいます。

 西欧社会はキリスト教の影響が極めて強いのですが、ダン・ブラウンはこの作品で、フリーメーソン
が科学探求した歴史の視点を借りながら、 まだ蒙昧な人間は、唯一の創造主である神への信仰に
すがって生きるが、真実は、人間の精神(思考)がこの世の現実を作り出している と強調します。

 これは、皆神塾の視点と同じです。

このGWに、皆さんも、ぜひ、お読みください。特に、本欄をROMしている人は必読です。
アメリカがなぜ覇権国になったのか、その思想的背景はここにありました。
これは、私たち日本人が大いに学ぶべきことで、しかも、今後の日本人に不可欠なものです。

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