列島に新しいイノチの芽を呼び覚ましに、明日、秩父今宮神社に行きます。/新井信介 「京の風」

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列島に新しいイノチの芽を呼び覚ましに、明日、秩父今宮神社に行きます。

潮目が変わって以来、公文書改竄がはっきりして、全国で、反安倍政権のデモが起きています。
ようやく、私たちの国家=統治体の本質が、普通の国民にも、分ってきました。

悪魔は、その存在が、日に晒されれば、消えていきます。その前は、悪魔同士で、とも食いが始まります。
 

外敵や自然の猛威から逃れる為、部族を超える大きな家をつくる。それによって、救済する。
これが、列島での、本来の国造り、「ヤマト」でした。
しかし、列島はもともと海で囲まれ外敵がなく、部族同士は、お互いの生き方を認め合いながら、
時に通婚し、沁みるように響いてくるイノチの共有感を以て、一つの一体感を感じていた。
これが大陸で、西ではダビデ王が生まれ、東で殷周革命があったころ、3000年前の縄文時代だった。

800年が経て、大陸に、王同士の戦いに勝利した巨大な権力体「皇帝」が誕生し、
天に代わって、地上の人間世界に、「統一の制度」を創る、という意思がうまれた。

王同士の戦い(殺し合い、騙し合い)が進む過程では、東の列島は、憧れの地だったが、
大陸で、皇帝が生まれた後は、その権威の中に如何に組み込むか、その征服対象になった。

このとき以来、イノチと響き合う、「響きのクニ」とは別に、
穀物生産と軍事力で、統治の枠組みをつくる「制度のクニ」が、列島内でも徐々に始まった。

「響きのクニ」では、誰とでも、融和します。
特に6000年前から翡翠を持ち、大陸で凄惨な殺し合いが進めば進むほど、イノチを大切にし、イノチの象徴=胎児の形が意識され、翡翠は勾玉の形になった。
これを持ち合うことで、出会った人間同士で、お互いを認め合った。
これが、列島に生きる人間の誇りだった。

真実のイノチの響きを感じ、その場に、より多くのイノチの花が咲くことを喜び合った。
ウソはないし、相手を、支配しようとすることもありません。
生きているイノチの美しさを褒め合った。

しかし、「制度のクニ」は、一旦、利権を得たものは、ウソを言っても相手を屈服させます。
制度で自分の利権を確保したものは、それを壊すものには、インチキを言い、邪魔をするものには、時に力づくで、抹殺にかかります。

それをさせないめに、国家が近代化して、「国民主権」が確立し、「情報公開」があったのですが、これが壊されていた。
これが、潮目をすぎて、露呈し、その体質まで、隠しきれないようになった。

アベノミクスを始めた安倍政権5年間。
その最後の姿は、インチキと制度の保持のために、ウソと屍が塁塁となってしまった。

人間社会の制度は、人間が作るものですが、「主権者」であることを、きちんと理解しないまま、目先のマネー追及に忙殺されることをよし、とする空気が作られ、
しかも、そのとき、操作された「選挙」=立法、公文書を書き換える「行政」、そして、「司法」そのものも、実は、アメリカの手の中にあったのです。

「311」後に、戦後の日本国の係争案件の尖閣に、野田内閣が火をつけたあと、安倍政権にできた。

4年前。細川氏が東京都知事選挙に出馬したときに,戦争を進んでしようとする政権に、私は、心から危惧しました。そのときのビデオメッセージを、またあげておきます。
 https://www.bing.com/videos/search?q=%e6%96%b0%e4%ba%95%e4%bf%a1%e4%bb%8b&&view=detail&mid=9EFF9C3E2AA780F913F39EFF9C3E2AA780F913F3&&FORM=VRDGAR 

今、財務省の公文書改竄が世界中で話題になり、麻生財務大臣の辞任は不可避です。これが、安倍総理にまで行くのか? 9月に予定されていた3選は、もう無理です。
オウムの浅原を取り上げて話題そらしをしても、あのオウム事件が、なぜ起きたのか、もう一度見直すことになり、
結果として、その背後の力(国際的な謀略と人類社会の構造)を暴き出すことになるでしょう。

 明治維新後の日本列島は、「制度のクニ」が、「響きのクニ」を、完全に抑え込んだ姿です。
それを、戦後は、アメリカの戦争屋と、生き残った「神武ファンタジ―」日本人が、利用しました。

 マネーを万能とする「制度のクニ」を、どう変えるか? 依存があるから、支配力が生まれます。
 圧政からの「自由への逃走」を求めるつもりが、ここで、自分自身に、自律と自立の意思がないと、
 依存すべき相手として、次の制度の枠を求める「自由からの逃走」になってしまいます。
 
複雑で高度になった文明社会では、個々人が独立した、完全な自給自足はできません。
自分で、自分の生き方を律する自律。そして、経済的に生存基盤を作る、自立。
これらを意識しながら、今ある自分に足らないものを補い合う、自給圏をつくるのが、自給圏経済です。

マネーで、国家も、多くの企業群も存在し、運営されていますが、ここでは個人が単なる労働提供者ではなく、
国家運営と企業活動について、システム運営の中で、誰もが主体者として位置づけられこと。
そして、当然ながら、金銭や役務が具体的に透明化されることが、必須条件です。
 
今、システム改変の段階になりましたが、改変に当たっては、既存システムに依存しなくても、やっていける状態の、手本と基本理念を、現実的に確立する必要があります。
そちらの方がよさそうだ、あるいは、これがあるから大丈夫、という、別の道です。
 いろんな、形があるでしょう。しかし、基本の考え方は、この方向です。

日本列島で、今に続く「制度のクニ」は、いつ始まったのか?
それは、701年に、大宝律令ができた時です。

同じ年、実は「響きのクニ」の大切さを行っていた人間が、関東に拠点を築いた。
場所は、秩父。 現在の秩父今宮神社。 その地を開いた人物が、役小角。
この人物は、文武天皇(軽皇子、豊祖父)即位の翌年699年に、吉野から関東に追放された。

秩父今宮神社が沸き起こす「響き」は、江戸の繁栄(特に家光~綱吉)を支えたが、
明治維新後、「制度のクニ」によって、その「響き」は押しつぶされてしまった。

皮肉なことに、役小角の関係者によって、秩父で708年に銅が見つかり、それがもとで、列島の「制度のクニ」は、初めての国家の通貨「和同開珎」を作り出した。
このとき、犬養三千代に「橘」姓を与えた。橘は、列島に「クニ造り」をするときのシンボルです。

 潮目が変わっている。

これからは、どんどんイノチが萌え出る様に、その「制度のクニ」を、改変しましょう。

 2018年の春分を前に、明日20日、午前11時に、秩父今宮神社に参拝し、
 ここで、イノチの「新たな渦」が起こることを、祈念します。

そのあと春分には、縄文からのエネルギーが、列島全体に改めて流れ込むことを願って、ある神社に行く予定です。
 
参考: 芥川龍之介『神々の微笑』から。
…新たな信者を得たオルガンティーノは機嫌を直し、天主教の勝利を確信する。そんな彼の前に、奇妙な老人が現れる。首に勾玉をかけた彼の正体は、日本古代の神だった。その神はオルガンティーノに語りかける。
「あなたは天主教を日本に広めようとしていますね。それも悪いことでもないかもしれません。しかしでうすもこの国に来ては、きっと最後には負けてしまいますよ。」

・・・勾玉・・・日本古代の神・・・でうす。
 皇国神話を信じる人間、特に、日本会議の人間は、この勾玉や古代神の意味を、真剣に研究したことはなかった。
穀物や金属、通貨の意味も。勾玉の響きは実在。
そして、「でうす」も2013年になって、フランシスコによって、その響きに与しました。

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