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お奨めの天ぷら屋(2):『なかがわ』

天ぷらの神髄は美味い魚にあるという観点からすれば、真っ先に名前が挙がるのは、「みかわ」です。前回の「近藤」の近藤さんと東京の天ぷら屋の双璧の早乙女さんのお店です。しかし、茅場町の本店はあまりに狭いこと、早乙女さんがご自宅のある門前仲町に2年前にオープンされた「みかわ是山居」は交通の便に難があること、六本木ヒルズの支店は無味乾燥な印象があることから、あまり天ぷら屋に行く機会がない方々にお奨めしたいのは、築地の「天麩羅なかがわ」です。ご主人の中川崇さんは茅場町の「みかわ」で17年間、早乙女さんの下で腕を振るった後、7年前に満を持して独立されました。

 「なかがわ」は「みかわ」の特長である胡麻油の香ばしさ、海老を中心とした魚貝類の質の高さを引き継ぎつつ、「みかわ」では供されない素材も積極的に使います。代表例は夏の岩牡蠣で、ミルキーさと香ばしさが合体した絶品です。肉厚のきす、めごち、穴子の質の高さは、本家を超えているかもしれません。「近藤」さんほど食材の種類は多くありませんが、その分、素材は選び抜かれており、じっくり天ぷらを味わいたい人にお奨めです。テーブル席が2卓ありますが、やはり天ぷらはカウンターでいただきたいものです。クレジットカードは使えませんが、その分、良心的な価格設定になっています。接客は奥様がそつなくこなされています。

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