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「汚染水を飲む」と口走った園田内閣府政務官:それほど安全なら国会と中央省庁は福島に移転してもらいましょう

園田内閣府政務官が記者会見で「汚染水を飲む」と口走ったそうだ。過去に東電が福島原発56号機内の低濃度汚染の滞留水を敷地内で散水する計画を示したことに対し、記者側から「本当に低濃度なのか」という疑問の声が上がり、やりとりの中で、「必要とあらばパフォーマンスではなく対応したい」「取り寄せて、この場で飲んでもいい」とタンカを切ってみせた、というのだ。

http://gendai.net/articles/view/syakai/133221

記者の挑発に乗せられたという側面はあるかもしれないが、原発事故発生以来、政府は安全・安心を繰り返してきたのだから、そのような発言が出ても本来ならばおかしくはない。

最近も、冷温停止に目途がついたということを発表したり、1号機の非常用復水器の損傷確認されなかったということを発表して、しきりに安全・安心をアピールしようとしている。そのため、新聞やテレビだけ見ていると、報道そのものが減ってきていることもあるし、その報道の楽観的な内容に驚かされる。

しかし、冷温停止といっても、既にメルトスルーしてしまっているのだから、そもそも冷温停止という言葉を使うことすらおかしいはずだ。

それほど安全・安心をアピールしたいのであれば、国会と中央省庁を福島に移転させてはどうか?復興後の公共工事を生み出すことにもなるし、福島での需要創出効果は大きいはずだ。

また、物価は現在では東京よりも安いはずなので、公務員の給与は、民主党が約束したように2割カットも可能になるだろう。そうすれば、今後10年間で給与の2割カットで10兆円を削減することが出来、それだけで復興に必要だとされる資金の90%程度は確保されるので、増税も必要なくなってしまう。

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