中国での月餅の品質検査の合格率が96%、これが高いのか?/日々雑感:よくわからないこと?!

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中国での月餅の品質検査の合格率が96%、これが高いのか?

今年の中秋節は今週の月曜日(912日)だった。中秋節では、月餅を食べて祝うのが一般的だ。筆者も甘いものには目がないため、この月餅を買うことが多い。日本では、中に小豆の餡子が入っていることが多いが、中国の餡には様々なものがあり、ナッツなどが入っているものなどはよくあるが、卵などが入っているものもある。

以前から、この月餅は贈答用に使われることも多く、価格がとんでもなく高いものが売られており、高ければ高いほどよく売れるという話も聞く。美味しいかどうかは全く問題にならず、その価格の多寡が問題なのだ。また、よく言われることだが、日本の時代劇のように、箱の中にお金を忍ばせたり、最近ではプリペイド・カードを入れて送ったりすることも多いと聞きます。

さて、この月餅ですが、最近のニュースで、販売されている月餅の品質検査合格率が96%だったという記事が載っていた。これでも昨年よりは少しだけ高くなっているそうだが、食べ物で、販売されているもののすくなくとも4% が不合格だったというのは怖い話です。http://jp.xinhuanet.com/2011-09/12/c_131133295.htm

昨年の北京では、大学生が食べている途中で、なかに大量の頭髪が混じっているのが発見されて騒ぎになった月餅が、なんと48千個も押収されたという事件も起きています。

先日、上海蟹の偽物が出回っているということを書きましたが、改革開放以来、沿海部を中心としてかなりの数の富裕層が出現しましたが、気の遠くなるような格差が生じました。また、最近は、輸出環境が厳しくなったり、人件費の高騰などで、中小企業の経営はかなり厳しくなってきています。そのような中で、このような偽装は今後もなくなることはないでしょう。 →ご参考:「秋の味覚「上海蟹」に早くも偽物~上海蟹は食べたいが、水質汚染は大丈夫か?」

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